父は静かだった。

施設へお迎えに行くと、父はさっさと車に乗り込む。車中とても饒舌な時と、『次から絶対いかん』とプンプン😡している時がある。私は、汗だくで、自分の荷物と父の荷物を降ろす。父の荷物も時々紛失する事があるが、自分の荷物も時々自宅にあれこれ忘れて帰ってしまう。二重生活は大変だ‼️おまけに田舎に買い物へ行く場所がほとんどなく、市内でまとめて買い物をしてくるため頭が混乱してしまう😵‍💫

母も父も、70代後半くらいから、『あれっ？』て思う事があり、直近の記憶がなかったり、同じ事を何度もやったりしていた。私も、同じ事になるんだろなぁー。でも、父には、私がいるが、私には、子供はいても、おそらく、面倒は見てくれないだろうなぁ〜

それにしても、今日の父は、静かだ。いいも悪いも何も言わない。まぁそんな日もあるよね！

自宅に戻ると

今日は、また、実家へ行く。毎度のことながら、こちらに居ると、まだ母も父も元気で過ごしているんじゃないかと錯覚してしまう。最愛の母が亡くなって2年が経つが、この寂しさ、悲しさ、後悔の念が私の心に突き刺さってくる。

『また来るからね。体に気をつけてね。』って別れて翌日帰らぬ人となった。遠くから私の車が見えなくなるまでずっと手を振ってくれてた母。そして父は、いきなりひとりぼっちになった。

自宅にいるといつもの生活があり何も変わらない。だからまだ、父も母も元気で暮らしてるそんな錯覚を起こしてしまう。