積読拾読（姫様の人生編）

今回の積読はマンガから…ご存じ『3月のライオン』は13巻である
愛しいキャラクターの面々の愛しいエピソードが満載だ
たらふく食べる女子（と猫たち）がかわいい
あかりさんに幸あれ！

夏に北海道に行った時、松浦武四郎関連の像や碑やモニュメントに出会った後
たどり着いた所に『松浦武四郎 上川紀行』があって、頂いてしまった
武四郎は二度に渡って石狩川（又はその川沿い）を遡って上川地方を訪れ
アイヌ（本の中ではアイノ）の人々の生活や消息、迫害の様子等を記録している
神居古潭やそのほか川にあるいろんな岩にアイヌは名前を付けていて
それぞれに神話や言い伝えがあるのが面白い
同行人の腹痛、雪上での野宿、お世話になったアイヌへのお土産、鮭鱒漁、植物などなど
武四郎の記録はとにかく細かい
私もサラネプを持ってトゥレップの根を取りに行き、それで作った団子をバターで焼いて食べたい

『村上海賊の娘』はナウシカである
すぐ登場人物の名前が読めなくなる私のために
章が変わるとちゃんとまたふりがなをふってくれている親切な本だった
物語の間のいろんな文献を利用した著者の解説も親切
お天気のいい日にあべのハルカスの展望台に行ってこの時代に思いを馳せたい

9月19日メキシコの首都近くを震源とする大地震が発生した
32年前にもほぼ同じ場所で大地震があったのだ
そういえばメキシコ関連の古い本があった気がして『メキシコと日本の間で』を発掘
奥付を見ると今から31年前の出版であり、案の定最後の章に地震の事が書いてあった
メキシコシティの成り立ちの歴史から、当時の被害（主に建物崩壊）の理由が見えてくる
今回の地震の被害の理由は…32年前と変わらずなのだろうか

上下巻そろったので折口信夫原作『死者の書』をマンガで
姫様はえらいものに取り憑かれた
この世に未練を残した亡霊はしつこい
あ、でもそんな怖い話ではないので
や、怖い話かな