そろそろ夏物遠ざかっていきつつあるのかしら、と思う今日この頃。日中こそ暑いが長袖の人もぽつぽつ見かけるし今のような夕暮れ時は網戸をすり抜けて涼風が入ってくる。庭では数えるほどだが黄色やら赤やらの薔薇が咲く。勘違いだろうか、虫の音なども耳に入ってくる。
清少納言も枕草子で「秋は夕暮れ」と書いているように秋は夕暮れ時がいい。皆さんもお分かりであろう。
さて長ったらしい前書きの後はランドローバー・ディフェンダーである。車談義でも紹介したが全般的に良い車だ。あとはあの馬鹿でかい車を買う勇気があるか、ということである。
そのディフェンダー、110の方がこの間展示会に出ていたのでみてみた。
見てから思った。でかい!場内にはディスカバリーもあったがやはりオーラが違う。側面には水面で跳ねる魚の絵が描いてあり、その水面まで潜っても大丈夫なのだそう。その水面はドアの真ん中あたり。さすがはローバー。オフローダーである。
ドアを開けて乗ってみた。座席の広いこと!2m近い全幅のおかげである。シートも実にヨロシイ。インテリアのところどころに遊び心がある。
展示されていたのは右ハンドル車であった。
何がいいって、先ず他の車より高いこと。隣にはプジョーのホットハッチが展示されていたが車内から見るとやれそのルーフの低いこと!この突出感がいい。なんというのだろう、「ここは私たちの空間ですよ」という一種の安心感がある。家族の乗り物とでもいうのだろう。
それから車体の大きさに因る開放感。当然ながら狭くてキチキチした車になんぞ人は乗ってられない。そこへいくとディフェンダーは広い。これはまあ他のSUVもそうなのだが。
運転席もペダルの微調整がしやすい。足元に段差があり、これに踵をかけて操作するとうまい具合にスロットルを調整できる。ここらへんもオーナーのことを考えている。
車外に出てエクステリアを見てみる。目についたのはフロントフェンダー後ろの黒い網。特段意味はなさそうだ。これも素晴らしい「遊び心」である。
会場に来た人々は全てディフェンダーに乗り子供ははしゃぎ大人は「こりゃいいねぇ」としきりに言っていた。遊び心のあるものは人を惹きつけるのだろう。人懐こげなフロントデザインもオモシロイ。
これを書いている今外ではリンリンと鈴虫か何かの音が響いている。少しうるさく感じられる、これもまた趣がある。
皆様方のブログを拝見できないこと、切にお詫び申し上げる。