忘備録 「蔦井與三吉」について（４）

蔦井與三吉の履歴

蔦井與三吉　明治22年２月10日生

本籍地　北海道札幌市中央区南４条西21丁目331番地

現住所　北海道札幌市中央区南４条西21丁目331番地


学　歴　明治42年10月　早稲田実業学校中退


職　歴

大正２年11月 　赤平駅開通と同時に小運送業を開始、精米、雑穀、雑貨、食料品、石炭、石油、木材の卸、小売業並びに新聞売店を営む（昭和２年本店を滝川市に移転し、引き続き前記営業を経営）

大正11年11月 稚内駅開通と同時に稚内運送社を創立、社長（其の他の地で11店経営)

昭和　５年４月　合資会社稚内運送社（海陸樺太連絡輸送）代表社員

昭和　６年６月　稚内港倉庫業兼営

昭和　８年４月　株式会社稚内魚菜卸売市場取締役社長(同18年市営移管）

昭和　８年４月　丸一水産株式会社取締役(同12年９月同社々名変更、運輸部、漁業部を分離する)～昭和11年

昭和11年 ４月 合資会社稚内運送社を株式会社稚内運送社に改組、取締役社長(同17年８月国家総動員法により日本通運株式会社に含併、初代稚内支店長就任）～昭和18年８月

昭和11年 ８月　稚内水産工業株式会社、創立取締役～昭和17年

昭和11年 ８月 日曹白煙炭販売株式会社、創立取締役社長(同18年６月、国策により北部石炭統制販売株式会社創立、取締役社長)

昭和11年 ５月 稚内漁糧株式会社創立、取締役～昭和17年

昭和11年10月　稚内冷蔵株式会社創立、取締役、同29年１月代表取締役、同36年11月相談役

昭和12年 ５月 滝川砂利株式会社取締役、同16年取締役社長

昭和12年 ６月 稚内利礼運輸株式会社、創立取締役社長、同31年７月代表取締役会長、同43年12月取締役社長(昭和47年２月商号を東日本海フェリー株式会社に変更)

昭和12年 ６月 茂尻石炭販売株式会社創立、取締役社長～昭和15年

昭和12年 ９月 稚内容器株式会社創立、取締役社長～昭和22年

昭和12年 ９月　利尻漁業株式会社創立、取締役社長～昭和15年９月

昭和15年 ７月　空知砂利株式会社取締役～昭和18年

昭和15年 ７月　中部石炭統制販売株式会社取締役～昭和18年

昭和17年 ６月　大同食品株式会社専務取締役～昭和25年

昭和18年 ５月　北部砂利合同株式会社取締役社長～昭和23年

昭和18年 ５月　中頓別砂利株式会社取締役～昭和22年

昭和18年12月　宗谷木材株式会社創立、取締役社長～昭和31年

昭和19年12月　蔦井木材工業所創立、同27年蔦井木材株式会社と改称、取締役社長～昭和31年２月

昭和20年 ５月　北海冷蔵株式会社取締役～昭和27年５月

昭和24年 ７月　札幌菱雄石炭販売株式会社創立、代表取締役会長～昭和37年７月

昭和24年 ８月　北海道石炭販売株式会社創立、取締役社長（同28年取締役会長、同43年12月蔦井商事株式会社と合併により退任）

昭和25年 ２月 北海船舶株式会社（現在北海商船株式会社）取締役～昭和27年７月

昭和27年 ５月　北海道開発株式会社取締役社長～昭和31年３月

昭和27年 ７月　藤山海運株式会社創立、取締役社長～昭和29年11月

昭和28年 ５月　中頓別木材株式会社取締役社長、昭和44年４月取締役会長

昭和28年 ５月 株式会社札幌グランドホテル監査役、同40年７月参与

昭和28年 ６月　北日本航空株式会社監査役～昭和34年５月

昭和28年10月　蔦井商事株式会社創立、取締役社長、同43年８月代表取締役会長、同45年４月取締役社長

昭和29年 ９月　株式会社大谷会館取締役、同40年４月常務取締役

昭和32年 ３月 北洋砂利株式会社代表取締役

昭和32年10月 定山渓鉄道株式会社取締役、同35年10月監査役～昭和37年

昭和33年12月　北海道離島航路整備株式会社創立、取締役社長

昭和34年11月　桑園倉庫株式会社代表取締役会長、同36年６月取締役社長

昭和36年10月　道南海運株式会社代表取締役会長、同38年取締役社長（昭和47年11月株式会社蔦井本社と合併により退任）

昭和37年 ５月　蔦井不動産株式会社創立、取締役社長（同47年５月商号を株式会社蔦井本社に変更）

昭和37年10月　蔦井石油株式会社、創立取締役社長、同43年10月代表取締役会長、同45年５月取締役社長

昭和40年 ３月　東日本フェリー株式会社創立、取締役社長

昭和41年 ２月　北海道生コンサービス株式会社創立、代表取締役会長

昭和41年 ６月　株式会社青森ボウリングセンター取締役

昭和43年 ３月　東日本観光株式会社、創立取締役

昭和43年 ５月　下北観光株式会社取締役

昭和43年 ８月　株式会社札幌製作所代表取締役会長、同45年３月取締役（同45年６月商号を東日本鉄工株式会社に変更）

昭和44年 ４月　東日本自工株式会社代表取締役会長

昭和45年 ２月　東日本交通株式会社創立、取締役

昭和45年 ９月　東日本海陸輸送株式会社創立、取締役

昭和45年10月　北海道飲料株式会社取締役

昭和46年 ６月　北海道文化放送株式会社監査役

昭和47年 １月 新東日本フェリー株式会社創立、取締役社長


公職歴

大正８年 ５月 歌志内及び赤平村村会議員として満14カ年在職～昭和８年４月

昭和34年８月　北海船員地方労働委員会委員に任命（同36年２月辞任）


団体歴

昭和24年４月　北海道定期船協会創立、会長に就任、その後北海道旅客船協会に名儀変更

昭和26年 ５月　社団法人日本旅客船協会理事（29年３月～33年４月まで副会長）

昭和27年 ４月　日本定航保全株式会社取締役

昭和29年 ４月　社団法人北海道産業クラグ監事

昭和30年 ５月　札幌商工会議所議員～昭和33年５月

昭和35年 ９月　北海道倉庫業連合組合理事

昭和36年 ５月　札幌商工会議所議員に選任、議員会副会長、金融委員長～昭和39年　　

昭和36年11月　札幌倉庫協会理事

昭和39年 ５月 札幌商工会議所議員、金融財政委員長

昭和40年 ３月 札幌観光協会常任理事

昭和41年 １月 社団法人日本旅客船協会離島部会長

昭和42年 ５月 札幌商工会議所議員常議員となる

昭和42年 ８月 社団法人日本倉庫協会評議員

昭和42年 ９月 札幌団地倉庫事業協同組合理事

昭和43年 ２月 日本赤十字社代議員

昭和43年 ５月 社団法人北海道海事広報協会理事

昭和44年 ５月 函館観光協会理事

昭和44年12月 北海道総合開発研究会顧問

昭和45年 ５月 札幌商工会議所議員に選任され常議員

昭和46年 ３月 同会議所建設運輸委員長

昭和45年 ８月 北海道旅客船協会離島部会長

昭和45年11月 日本リュージュ連盟顧問


賞罰

昭和15年 ６月 帝国水難救済会総裁博恭王より三等有功章授与

昭和16年10月 日本赤十字総裁載仁親王より有功章授与

昭和33年12月 日本赤十字社より金色有功章授与

昭和34年 ４月 紺授褒章受章

昭和36年 ７月 北海海運局局長賞受賞

昭和37年 ７月 運輸大臣賞受賞

昭和38年11月 藍綬褒章受章

昭和41年 ４月 勲四等に叙せられ旭日小授章授与

昭和43年 ４月 稚内市長より稚内市市政功労賞受賞

昭和46年 ４月 勲三等に叙せられ瑞宝章授与

昭和49年12月 正五位に叙せらる

（転載はここまで）
（ここから下は、このブログの管理者の上稿）

　http://wayback.archive.org/web/*/http://www.geocities.jp/alfa323japan/tutaisita.htm
　北海道創始期にかかわる蔦井氏の解説文が、インターネットアーカイブに眠ってしまうのが、とても惜しい。
　これで、全文終了。クレーム覚悟で、コピーする。