ヤフオクでSRX400を買ってみた!

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整備も終盤、消耗品点検。

2021-07-13 23:04:05 | 日記
大掛かりな修理も目処が見えてきたため、完成に向けて消耗品をみていきます。
燃料タンクの下にあるエア-フィルターをまず見てみます。
ここはタンクを付けると見れなくなるので、この機会に確認します。
できれば当分、燃料タンクを外す必要がないことを願いたいです。
エアクリーナーのケースはキャブレ-タ-に繋がるホースのバンド2ヶ所を緩め、ケース上側を止めてる4本のプラスビスを取れば外れます。
配線を上手く避けてケースを取り外すと中にエアフィルターが見えました。
ガソリンで湿った感じはありますが、おそらく元々湿式フィルターなんでしょう。想像よりはキレイな状態でした。
やはり車検を受けているだけあって、乗りっぱなしではないようです。
フィルターに付着してる汚れを払い、ケース内もキレイに拭き取ってエアクリーナーは終了です。
ちなみにキャブレータの中も覗きましたがこちらもキレイな状態でした。
現在不調もなく精密部品なので、ここは下手に手を掛けずに組み直しました。
続いてスパークプラグを外していきます。
SRX400は単気筒なので1本しかなく、タンクを下ろさなくても側面側から脱着が可能です。

ノーマルのタイプを予め用意していたのでサクサクっと交換しようと思ったら予想外の事態が発生!
プラグコードを外し、工具を差し込むが上手くはまらない。
自動車の整備で使う16ミリ、21ミリのどちらのプラグレンチも噛み合いません。
新品のプラグを箱から取り出してスパナを当ててみるとサイズが判明。


なんだって!?18ミリだとぉっ!?

今まで見たことないサイズ、プラグ1本のためにわざわざ工具屋さんに行って、新調するはめになりました。
後日、工具屋さんで18ミリのプラグレンチを購入!
アストロでちゃんと売ってました(笑)。
買った工具を使ってやっとスパークプラグを取り外します。
今まで付いていたスパークプラグを確認してみると、なんとイリジウムプラグが付いてるじゃありませんか!
しかも、そんなに古くなさそう!
自分が用意したプラグの倍以上値段がする、いいやつが付いてました。
前の持ち主さんも大事にしてたんだなぁとほっこりしつつ、結局新品は使用せず元通りに戻すことに…。
今さら返品も出来ないので、買ったスパークプラグはエンジンの調子が悪くなったら変えようかな?
用意する前にちゃんと調べないとダメですね~。


リヤカウル、ぐらつき修理!

2021-07-12 22:46:54 | 日記
バイクが届いたときに判明していた故障箇所の一つ、リヤカウルのがたつきも合間で修理しました。
こちらはシートを外した時点で原因が判明。シート下の取り付け箇所が折れていました。
しかも前側の側面に刺さって固定される部分も相手のゴムはカチカチに硬化して縮んでおり、カウル側の突起も痩せてスカスカになってました。

ほぼ、1ヶ所でしか固定されていない状態?
これ、この固定してる箇所が折れたら走ってる最中に落ちていくんじゃね?
楽しみにしていた初ツーリングでカウル脱落とか考えたくありません。
なので燃料タンクと同時進行で修理することにしました。
まず、受け側のゴムブッシュは単体で外れる構造なので他の部品と一緒に調べてもらうことに。
こちらも予想外に新品部品がまだ手配できました!
細かい部品はまだ購入できるみたいです。
この辺の部品は現行のバイクでも使われてるのかな?
とりあえず側面側の問題はこれで解決しそうです。
次に折れた部分の修理にとりかかります。
最近はバンパー補修用に高性能なプラスチック接着剤が多数出てますが、お値段もそこそこいい価格してます。
なので家にある物でやるだけやってみます。
まず、折れた部分を20Wの小さめのはんだこてで溶かしながらくっつけます。
冷えて固まったらタンク修理で余ったパテを補強に塗ってみました。

その他にも隙間埋めの発泡スチロールがつぶれていたため、持っていた硬質スポンジを大きめにカットして両面テープで固定していきます。


この辺は外から見えないのでかなり雑です(笑)。
カウル側の突起も痩せていたため、アルミテープを巻いて厚みを増します。

組み付けてみると、良い感じに抵抗があり簡単に抜けなくなりました。
ボルトを取り付け、とりあえず完成!
くっつけたところが振動で剥がれないか心配ですが触った感じはガタつきがなくなり、後ろに人が乗っても外れる心配はなさそうです。
乗れるようになるまであと少し!
未だに乗った話を書いてない。
バイクブログになってるのかなぁ、これ。


フロントフォーク、オイルシール交換

2021-07-11 08:18:10 | 日記
車体から外したフォークを分解していきます。
予め緩めておいた上側のキャップを外します。
するとキャップが弾けるように外れ、同時に内部で縮まっていたスプリングが伸びて中身が飛び出してきます。
これ、ねじ山壊れてないよなぁ…。
飛び出し方に驚きながらも部品を確認していきます。
筒の中には7センチくらいの鉄製の筒、ワッシャー、そしてコイルスプリングが入っていました。
向きが判らなくならないよう取り出した部品を並べて置き、次に繋ぎ目にあるダストカバーをマイナスドライバーで軽くこじって外します。
ダストカバーを外すと、中にはスナップリングで押さえられたオイルシールが見えます。
細いマイナスドライバーでスナップリングを溝から取り外し、インナーチューブ(上側の筒)を数回引っ張るとオイルシールごと外れました。
これで分解は一通り完了したので汚れをおとし、インナーチューブはオイルを塗って1000番の紙ヤスリで磨いていきます。
下処理が終わるとキレイなオイルを塗布して組み上げていきます。
インナーチューブを差し込みドレンボルトを電動インパクトで動かなくなるまで締め付けます。
オイルシールを入れる際には用意していた専用工具を使用します。

これを使わないと均一にシールが入らず、変形したり傷つけたりする可能性があります。
ちょうど工具屋さんで二輪フェアをやっていて通常より安く購入できました。
オイルシールを工具を使って叩き入れ、スナップリングが溝に固定されればOKです。
新しいダストカバーを手で押し込み消耗品の交換は一段落です。
次にオイルを入れ、エア抜き作業にとりかかります。

教えて頂いた情報により今回はノーマルの固さを選びました。

油量の調整は100均で購入した計量カップとタンクライナーに付属していた注射器を使用しました。


定量より少し多めに注ぎ、インナーチューブを上下させることでエアを抜いていくのですが、縮んだ状態で動かない。

あれ、伸びないぞ?組み方まちがえた?

力一杯引っ張ってもびくともせず、シールを組んだ後なので再度分解するか悩みました。
タイヤを固定する長いボルトをはめ込み、それを足で固定して両手で引っ張るとようやく伸びてきました。
底付きした状態だと伸びづらいみたいですね。かなり焦りました!
上下させていくとブシュブシュと音をたててエアが抜けていきます。
やがて抵抗力が強くなり音がしなくなってエア抜きが完了!
この状態で下まで縮めて油面高さを確認します。
規定の長さに印を付けた竹串を注射器のチューブにテープで固定したものを差し込み、規定以上のオイルを抜き取ります。
油面合わせ用の工具も売ってたのですが、これだけのために2000円くらいしたのでケチりました。
油面の高さを合わせたらスプリング、ワッシャー、カラーを元の通り入れ、Oリングを取り替えたキャップで蓋をするのですが1人では辛い!
スプリングを押し込みつつ、ねじ山を壊さないよう締め込むのがなかなか困難です。
安全策で息子に押さえてもらい、自分は締め込みに専念してようやく組み上げ完成しました。
縮めて見ると良い感じに抵抗があり、とりあえずオイルも出てきません。
もう1本も同じ作業をして車体に組み付け完成!
慣れれば半日くらいでできるかな?
工具も用意しましたし、次回があるとしたら固めのオイルを入れてみるのもいいかもしれないですね~。



フロントフォークをオーバーホールしてみた!

2021-07-10 07:02:42 | 日記
タンク修理のためにガスケットを注文した際に、フロントフォークのシール一式も手配してました。
20年以上経ってるバイクでも消耗品の供給があることはありがたいことですね。
タンク乾燥の合間にフロントフォークのオイル漏れも修理していきます。
リフトアップしてしまうと強い力をかけづらいので、フロントタイヤの軸ボルトやフロントフォークのキャップ等は接地している間に緩めておきます。



フロントタイヤをリフトアップしていきます。
とある情報筋に確認したところ、SRX400はエキゾーストパイプでリフトアップが可能とのことです。
ステンレス製のパイプとボディ下で固定されているサイレンサーがなせる技ですね。
ただ、そのまま上げるとサイドスタンド側に傾き過ぎるので木を一枚かませておきます。
エキパイも傷や変形を防止するため、硬質スポンジ(オーディオの梱包剤)を挟んでジャッキアップしました。


倒れないようハンドルを支えつつ、タイヤが浮くことを確認します。
フロントブレーキのキャリパーを固定しているボルトを外し、そのまま後ろに下げてブレーキを外します。

燃料タンクを外していたため、フレームの上にダンボールを引いて外したキャリパーを置くことができました。
続いてフロントカウル、メーターケーブルを外し、事前に緩めておいた軸ボルトを抜き取るとフロントタイヤが外れました。
まだフロントフォークが固定されている内にフォーク下側に取り付けされているドレンボルトを外しておきたいと思います。
メンテナンス動画で見たところ、皆さんインパクトレンチで外している箇所ですが、我が家にはエアコンプレッサーやエアツールなんて設備はありません。
なのでハンドルを押さえてもらって手で緩めてみます。
ロング8ミリ六角をスピンナーハンドルに接続し力一杯回します。
あれ?おかしい…。

緩んだと思ったら鈍い感覚。どうやら中で供回りしていて、これ以上緩まないようです。
だから皆さんインパクトレンチで一気に緩めてたんですね~。
動画での作業の方法に納得しつつ、外しかたを考えます。
エア式に比べると大分非力ですが、持っている電動のインパクトレンチを満充電にして試してみることに。
2秒ほどインパクト音が鳴り響いた直後、勢いよく回りボルトが外れました!
ブラック&デッカーありがとう!少々お前の性能を見くびってました。
底のボルトが外れたことでフォークのオイルが抜けてきます。
あとはセパレートハンドルを取り外し、固定のボルトを2本外すとスルスルとフォークが抜けてきました。
案外、簡単に外れました~。



タンク塗装工程に突入!

2021-07-08 08:41:46 | 日記
燃料タンク修理も遂に大詰めです!
今までの努力が報われるかどうかは、塗装に懸かっていると言っても過言ではありません。
まずは焦らずに下準備から丁寧に進めていきます。
今回は全塗装になるため、全体を1000番の紙ヤスリで削ります。
これは塗装の密着を良くするために行います。キレイだった塗装面もくすんでいき、もう後戻りはできません。
ここで問題が一つ出てきました。
燃料タンクは下の方まで塗る部分があるのでシメジ(ダンボール)の上では塗れないことに今さら気付きました。
家にあった端材を使って急遽、塗装台を作ることに。
インパクトドライバーを使用し、あっという間に完成!
木材は取っておけば色々と使い道があるものですね。
タンクを乗っけて見て安定するかを慎重に確認します。
転がり落ちてパテが剥がれたら立ち直れません。
大丈夫そうなので塗装作業を進めていきます。




まずはシリコーンリムーバーでタンク表面を清掃、脱脂をします。
これを使わないと塗装が上手く密着せず、塗料を弾いてしまうことがあります。
キレイなタオルで拭き取り、下塗り剤のプライマーを塗っていきます。
スプレー塗装練習のつもりで最初は薄く、乾いたのを見計らって徐々に厚く塗っていきます。
塗装初日はここまで。翌日、プライマー塗装面を触ってみるとざらつきがあります。
1500番の紙ヤスリで水研ぎし、表面を滑らかになるまで磨き、仕上げに塗装前にシリコーンリムーバーで再度脱脂をします。
いよいよ塗装本番です。


メタリックカラーはほぼ仕上げにクリア塗装が必要になります。
アクリルクリアは安いんですが、ガソリンが付くと溶けるとのことなので、今回は少しお高いウレタンクリアを用意。
ベースカラーから塗っていきます。
プライマーの時と同様に焦らず、乾いてから徐々に厚くしていきます。
メタリックカラーはキラキラした部分が沈殿しやすいので、よくカンを振って垂れないように気を付けながら艶が出るよう塗っていきます。
続いてクリア塗装を行います。
ウレタンクリアは塗装する前に工程があるのでよく説明を読み、準備をします。
用意ができたら、ベースの時と同様に少しづつ厚くし、艶を出していきます。
乾燥させ、完成したのがこちら。




ウレタンクリアが高いだけあって、素人塗装でもツヤツヤです!
リヤカウルとの色の違いもさほど気にならない感じです。
燃料漏れしていた箇所でです。
取り付け状態も問題ありません。
Holtsさん、お世話になりました!
スプレーカン塗装に挑戦する方はYouTubeのスプレー塗装動画も見ることおすすめします。
ぶっちゃけ、動画なのでこのブログより判りやすいです。(笑)
あと、夜に作業するのは避けましょう!
蛍光灯に引き寄せられた虫が塗装中の燃料タンクに特攻してきます!
合間に他の部分も修理していましたが、ほぼ1ヶ月かかりました。
長かった~。