オーガニックコスメという言葉は、2001年に日本の環境NGOアイシスガイアネットが発表した書籍に始まり、2007年には日本オーガニックコスメ協会を立ち上げています。
さらに海外では、環境問題に取り組みながら自然派化粧品の開発に30年以上もの実績を誇るドイツの「ロゴナ」や、アロマテラピーを医療として取り入れているフランスの「フィトサンアローム」など既に世界各国でブランドとして、ある基準に基づいた自然派化粧品(または精油)メーカーが多数存在します。
国内の化粧品業界では、一般的に売られている化粧品の殆どが何かしら化学的な物質が含まれていますが、化粧品メーカーも長い歴史を歩んで人の肌や髪、あるいは体内やボディラインを美しくするための製品開発に取り組んでおり、次々と新商品を生み出しています。
また、海外の化粧品もデパートや専門店、ドラッグストア、またはインターネットで簡単に購入することもできる時代であり、化粧品を買い求めて海外旅行に出掛けたりするのも今は珍らしくありません。
その点、自然派化粧品やオーガニックコスメは簡単に購入することはできません。
まずデパートには限られたコーナーにしか置いてなく、ドラッグストアやスーパー、駅構内の小さなコスメショップでは殆ど売られていないのが現状です。東急ハンズやLoFtには、ある程度まとまって種類や品数がありますが、デパートでは比較的知名度の高いブランドか専門店しかありません。また店員さんもエリア一体を数人で担当し、各ブランドを専門にしている販売員はめったに見かけることはありません。
自然派化粧品やオーガニックコスメを購入するには、今のところインターネットで探し求めるのが主流のようです。