アロマテラピー完全マニュアル

アロマテラピーに関する書籍は沢山ありますが、この『アロマテラピー完全マニュアル』は症状別に具体的なアロマテラピーの処方や各精油の特徴成分・特性など細かく説明されているとても素晴らしい本です。


発行元：草隆社　（A5判　240ページ）　定価4,200円

『アロマテラピー完全マニュアル』は構想から16ヶ月もの長い時間をかけて完成された本で、東京慈恵会医科大学内科医長、東京薬科大学講師、聖マリアンナ医科大学講師を経て、内科学、老年医学、臨床薬理学などの研究を重ねてこられた医学博士 水嶋 昇先生監修のもと発行されたアロマテラピーのバイブル本とも言える貴重な書籍です。

アロマテラピーを実践するうえで大切な精油の選び方、摂取の仕方、精油の使用上の注意事項などしっかりと基本を押さえたうえで、呼吸器系、循環器系、消化器系、皮膚系、運動器計、婦人科系、泌尿器系、口腔系などに分類され、病気や症状別にアロマテラピーの方法をキメ細かく説明しています。
また、疲労やストレス、美容法にもいても日常生活の中で取り入れると改善される有効なアロマテラピー処方についても満載です。



↑例えば花粉症の場合、初めに花粉症が起こる原因や医学的な観点による説明と花粉症に効果のある精油の理由などが解説されています。また、説明の中に精油の注意事項も盛り込まれ、今の自分の症状にあった精油を知ることもできます。



↑この本で特に素晴らしいのは、病気や症状別のページごとに必ず精油の摂取の仕方として、内服、塗布、芳香浴、マッサージ、アロマバスのレシピが具体的に書かれているところです。また体験談も記載され、手ごたえ・読みごたえを実感できます。

※フランスやベルギーなど一部の国ではアロマテラピーを医療として取り入れ、内服の指導を行っていますが、残念ながら日本では精油の内服は認められておりません。精油を誤った使い方をすると事故につながるため、日本では塗布やマッサージ、アロマバス、芳香浴に限られています。どうしても内服が必要な場合は、必ず医師や薬剤師に相談してから飲用してください。

　この本には、医学的な根拠に基づく美容についても解説されていています。入浴後のボディローション、クレンジングオイル、マッサージオイル、フェイシャルパック、リンスやヘアパックなどの作り方も豊富に載ってます。
自然派ならではの美容法に嬉しい一冊です♪　手元に置いておくと必ずお役に立ちます♪