ゆうた 柏の詩人

2016-01-15 18:00:47 | 千葉の詩人






            つゆ草






     あい色の花がひらく つゆ草を


     月の光で摘む 少女に


     息を潜めて ずっと


     道の真ん中を 息を


     つくもの 忘れて


     走って座り込んでしまった


     心音だけが ひびく


     闇で


     草のぬれる 匂いの動悸している
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