Hawks 大村選手 おまけ

ちぇ仔さんとおかあさんへの一日遅れの母の日です。

大村選手の大阪近鉄バッファローズ時代の優勝の時の特集です。
大村選手　若いですね。

超攻撃的な切り込み隊長
「四球よりヒット」で打線に勢い

大村直之外野手
　「この広い甲子園であんなに浅く守っているなんて、あのセンターすごいね」。母校・旭川大付をアルプス席で応援していた鈴木（現２軍打撃コーチ）は、相手校・育英（兵庫）の背番号８に目を丸くした。ズバ抜けた身体能力と野球センスの持ち主。それが後に外野を一緒に守ることになる大村だった。


　上体を低く半身に構えて打球に備える。少しでも進塁を防ごうとする“攻撃的な守備”は今季、何度も投手を救ってきた。その攻めの姿勢は、バットを持つとより強調される。

　他チームの１番と比較しても、明らかに違うのが四球の少なさ。今季、規定打席到達の33選手の中で31四球はリーグ最少タイ。じっくりボールを見ながらあらゆる手段で出塁を企てるという、これまでの１番のイメージを覆し、ヒットを打つことで打線を活気付けた。

　「昨年までは当てにいくような打ち方で小さくなっていた。今年は思い切って振ることを心掛けてきた」。打率こそ３年ぶりの３割を逃したが、自己最多16本塁打を含む１６０安打はリーグでも上位10傑に入る。まさに、いてまえ打線にふさわしい切り込み隊長。大村が奏でてる快音は、ビッグイニングの幕が上がる。

＜写真＝真剣な表情で練習に取り組む、いてまえ打線の切り込み隊長・大村＞



育英高で甲子園Ｖ
　◆大村直之（おおむら・なおゆき）１９７６年（昭51）２月13日、兵庫県生まれ。育英高３年夏に甲子園優勝。93年度ドラフト３位で近鉄入り。２年目には１１０試合に出場。98年、打率３割１分をマークしベストナイン、ゴールデングラブ賞も獲得した。１７３センチ、70キロ。左投げ左打ち。家族は幸実夫人（26）と長女美優ちゃん（２）。年俸５２００万円（推定）。