Hawks 補強失敗

Hawksの補強失敗の情報です。
悲しいくらい後手後手ですね。
西日本スポーツ様　ありがとうございます。

王ホークス　補強期限切れ
2008年8月1日（金） 12時4分　西日本スポーツ

　福岡ソフトバンクが外国人選手の追加補強を断念した。「打って守れる野手」を条件に、最終的には候補を１人に絞って補強期限の７月３１日まで交渉したものの、合意には至らなかった。角田代表は「先方が条件をのんでくれなかった」と説明。代わって育成選手の吉川元浩内野手（２９）を支配下登録したが、補強に「失敗」したホークスは厳しい条件のもとで残り４６試合での逆転Ｖを目指すことになった。

■「条件」のまず

　待望の朗報は届かなかった。球宴明けの逆転Ｖへ向けて、第２の外国人野手を探していたホークスが「時間切れ」で獲得に失敗した。補強期限の３１日、ターゲットを１人に絞ってぎりぎりまで交渉を続けていたが、合意には至らなかった。

　最終的に候補に挙がっていたのは、３Ａのレギュラークラスの複数の選手。期限が迫った２８日には「交渉の最終段階になれば行く準備はある」としていた竹内孝規最高執行責任者（ＣＯＯ）が緊急渡米し、条件提示の段階までこぎつけた。しかし角田代表は「最後は１人に絞ってこちらから条件を出したが、向こうがのんでくれなかった」と説明。条件面の開きを最後まで埋められなかったことを示唆した。

■パ４位の７９本

　シーズン中の外国人補強は、オフに比べて難しいとされる。ただでさえ人材が少ないうえ、ホークスは松中、小久保らＤＨ候補を複数抱えることもあり、条件は「守れる大砲」。角田代表は「来年も含めて調査を続けてきた」と話したが、獲得候補の間口の狭さも今回の失敗の背景にあったとみられる。

　西武追撃の起爆剤と期待された新外国人が幻に終わったことで、後半戦はさらに厳しい戦いを強いられそうだ。開幕前に中軸候補に挙げられたレストビッチは、わずか３本塁打で現在は２軍暮らし。球宴前までのチーム本塁打は７９本でリーグ４位にとどまっている。外国人補強と同時に、水面下で模索していた国内トレードも、最終的には不調に終わった。残された選択肢が、吉川の支配下枠への昇格だった。

　Ａクラスを目指す楽天が２人の助っ人を獲得するなど、遅れを取った格好の補強失敗。先発ローテから杉内、和田が五輪で抜ける８月は打線のカバーが欠かせないが、現有戦力で乗り切るしかなくなった。王監督が「西武も、くっきりではないが背中が見えている」と意気込む後半戦。残り４６試合、大逆転を目指すホークスに早くも正念場が訪れた。

＝2008/08/01付 西日本スポーツ＝

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