若松恵比須神社 １

境内に方位石なるものがあります。

方位石とは？

北九州教育委員会さま　ありがとうございます。
「方位石」とは「方位」を見定める石の事で一般的には、方角石と呼ばれるが地方によっては日時計
台石、方位、磁石などの俗称がある。方位石には、現在のよう科学的な天気予報の出来なかった時代廻船業者や船頭漁師が観天望気(気象状況を予測する事）と海上交通安全を祈願して港の一角の小高い丘(これを日和山という）に置いた物と単に方位を見るための高い山やある地点においたものがある。
この恵比寿神社の方位石はもともと波打ち際(境内の一角）に置かれていたといわれるが、刻銘もなくまたたしかな関係資料がないので方位石を置いた目的や年代が不明である。しかしながら石の耐用年数からみて置かれたのは江戸末期頃ではないかと推測される。
いずれにしても当時の庶民生活の一端をうかがうことのできる好資料であり又全国で確認されている方位石はこれを含めて18基しかなく貴重なものである。　　　　　　　　　　　　北九州市教育委員会