昨夜は浦河で「強い馬づくり研修会」でした。
JRA日高育成牧場の4人の講師による講習。
一人目は「喉の病気」について、喉頭片麻痺やDDSPを
中心に映像なども交えて説明されました。
二人目は「育成馬のライトコントロール」について、JRAトレ
ーディングセールでの成功例などを示して説明されました。
日が長くなったと感じることにより、性ホルモンの分泌が
促進され、脂肪を減らし筋肉が増加する。
特に毛艶に関しては4月時点で大きな差となったという実績
があり、セリの値段も大きく違ったそうですよ。
次に松井朗氏による「飼料計算」についての講習。
燕麦や乾草だけでは足りない必須アミノ酸や銅、亜鉛、
リン、カルシウムなどを飼料添加物で補強するには、
確実な計算によって与えるべきだ。
続いて南保泰雄氏による「分娩後の初回種付けについて」
出産後10日以前の種付けは見送る方が賢明である。
初回発情での受胎率は44パーセントと低く、早期致死率も高い。
10歳以下で、後産もスムーズに降りた馬以外は二回目発
情を狙った方がいいという意見でした。
今回の講習は、時間も限られている中で多くのテーマに
ついて取り上げられたので、コンパクトにまとまったお話で、
飽きることもなく聞くことができました。
また、多くの若者が参加していて、浦河は育成業が盛んだ
ということを改めて実感しました。
講習が終わった後は、一緒に行った仲間との反省会。
諸問題を話し合いました。