ポエム
作品:3033
『かたつむりさん...』
・そろそろと
ペタッぬるペタッぬる
かたつむりの体液が
ブロック塀の上に跡が
残ると同じに
その動きを見ているし
哀愁全開
あくまでも私が
かたつむりの
動きを大人に
なってからも
見たいけれど
東京周囲にはいない
・幼少期の私の頭の中
子供に戻った大人の私
幼少期は
かたつむりを
眺めていても
無感心だった
大人になって
詩を書くようになり
いきものの動き
それだけでなく
言葉の意味を
考える人になった
かたつむりだけではなく
すべてのいきもの
おかけと感謝
〔作家:中谷美咲〕
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