さくら.さくら

桜が大好きだった梨花が桜の咲く頃に逢わせてくれた
小さな金色の子
梨花が大好きだった桜から『さくら』と名付けました。

家族に

2010年03月03日 | さくら
あたちは、毎日ガラスのケースの中で寝てました。

隣のケースにはトイプードルの赤ちゃん

毎日、たくさんの人が小さいあの子の所には集まりましたよ。

ある日、私の所に、2人の女の人が座り込んで見てました。

どうせすぐに帰るんでしょ

だけど、ずーっと見ていた女の人


でも、あたちはその女の人の顔は見てあげなかったんだ

だって、大きなあたちの前からはみんな居なくなるもの

その時、お兄さんがケースを開けてあたちを抱き上げたの

そして、あたちをその女の人に抱っこさせたの


待たせたね、お家に帰ろうね


あたちはお母さんに抱っこされたまま、洋服を買ってもらって

お兄さんがゴルちゃん良かったね~って写真を撮ってくれて

お母さんの車の後ろに乗って、友達を新幹線の駅まで送って

2時間かけてお家に帰ったの

あたちは車の中では安心して、へそ天でぐっすりねんねしてたの

お父さんも、あたちを見たら、すぐに抱っこしてくれたの

良い子、良い子、可愛いね~名前はな~にって






お母さんはリンダにしようって呼んだの

リンダ~って・・・あたちは振り向きもしなかったわ


リンダはダメみたいだねー


桜が満開だからさくらは


これには、お父さんが、いいねぇ~と喜んだ声に


あたちも嬉しくて反応したのよ


さくら、さく~と何回も呼ばれて、あたちも嬉しかった

そして、お家は安心できてあたちは、ベッドで朝までぐっすりねんねしたの


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