桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

BASARA~謀略の城~

2011-10-17 | 悠きゃん
<キャスト>
松永久秀…中村悠一
艶…ゆかな
細川玄信…三宅健太
細川氏康…波多野渉
三好長慶…立木文彦
三好之康…吉野裕行
鳥居兵庫…花輪英司
安宅冬康…鳥海浩輔
十可一存…大川透
織田信長…東地宏樹
木下秀吉…岩田光央
明智光秀…家中宏
老婆…折笠愛
 
キャストが大層豪華でした。
おかげで、どこをとっても演技的には満足です。
戦いのシーンが多く、叫び続ける声優陣は本当たいへんだったと思う。
けっこうなテンションのまま、最初から最後まで駆け抜けます。
音楽とか雰囲気とか演出はすごく好きだったなぁ。
なのに、どうして☆がすくないかって。

まずは内容がね。うん。
シェイクスピアのマクベスが下地になってるとことを思えば、うんまぁ、うまくあわせてきたなぁとは思う。
思うがマクベスを知ってると、う~んとなってしまう何箇所もあるのもたしか。
さらに脚本家がジャケコメントで歴史ファンの方はご容赦くださいと書かれている通り、歴史好きには、「おいおい!」「え~まじで~」と思ってしまうところ多数(苦笑)
脚本家がコメントしたとおり、かなりドラマ優先の仕上がりです。はい。
なので、シェイクスピアも歴史も興味ない人の方が素直に感動できると思います。
私はそのへんに引っかかってしまって、クライマックスへ向けた展開に苦笑。
ただ、松永と妻の関係を純粋な恋愛にもっていったのはよかっと思います!
なので、クライマックスの悠きゃんの演技は最高にいいよ!
まじで、泣けそうになる。
事切れるシーンとか本当よかったわ。
あとね、ちょっと情けない感じともよかった~v
だったら何が不満かって?

”狂気”の演技でございます。

シェイクスピアをやるからには、ここは最重要ポイント!(だと思う)
演技の中でも”狂気”を表現するのはかなり難しいといわれてますが、ここはあえて高望みしたい。
主君を殺した罪悪感に心を壊していく松永。
残念ながらその部分の演技が、私的には非常に不満。
まだまだだね、って感じ。
なんか、うまくまとめてる感のほうが強い。
心壊れてゆく感じや、狂気が感じられなかった。
ぶっちゃけ、狂気を演じるのはちょっと早かったかも…。

以前見た古田新太の「リチャードⅢ世」の”狂気”ぷりは最高でした!
あれは圧巻だったなぁ。
見ててのみ込まれた。
あと、生きてる声優さんだと子安くんとか、静かに心を壊していく演技うまい!
速水さんの壊れてる演技最高に好きです。
言葉のはしはしに危うさと激情が見え隠れするところがたまりません!!

……て、やっぱり高望みしずぎか。
う~ん。

ということで、私の評価はかなり辛口ですが、お芝居や演劇・舞台にさほど興味がなく、声優さん目的の方は充分楽しめます。
恋愛要素で綺麗にまとめているので、そういう方はきっと高評価になると思います。


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