銀河英雄伝*第2期②

「ゆりあん」の不思議です。

二期はユリアンの初陣からスタートです。
ヤンの従卒としてイゼルローンへ移住しているユリアン。
第二期から彼の出番は増し、重要度も上がっていきます。
はっきり言って、アニメの真の主役は『ユリアン』です。と私は思っている。
彼は輝ける恒星たちを見守り続け、歴史（物語）の証人という立場になります。
この物語は主人公は2人いますが、本当のところ2人ではなく『2人の主人公が生きていた時代』そのものが『主人公』と私は理解しているんですが。田中さんが書きたかったのは『歴史』というか『時代』だと思われるんで・・・・
なので、特にアニメではそれを見守る役割を担ったユリアンが最終的に『主役』になっているように思えます。
原作でもそういう意味合いから扱いでかいんですけど、アニメはもっと扱いでかいです。

そんなユリアン君。
イゼルローンでの彼はかなりの自由人。
首脳部の茶くみやってるかと思えば、戦闘機で戦かっちゃり、かと思えば首脳部会議でちゃっかり意見言ってみたりと・・・・と『なんで君そんなプラプラ、好き勝手してんの？』という感じ。
特にどこに所属しているわけでもないのに、あっちこっちの訓練にはちゃっかり参加。
なんでやねん
前々からかなり不思議と思っていたのですが、今更（今更かよ）、ちょっと調べてみました。

納得。（？）

『従卒』と言うのは、軍でなく将官に所属しているもの。なので軍での正式な所属箇所がない。あくまで将官の小間使い。（らしい。）
（ただし、軍隊によって違いがあるから↑の話も絶対ではないようです。あとは戦況にもよりますから）
なのでユリアンの場合、イゼルローンの最高司令官であるヤンに所属しているけど、正式に軍の中での所属は無し。見習い的な立場。（と思われる）
ーと言う事で、最高司令官であるヤンが各所属の上官に頼んで、その上官がＯＫすれば訓練参加は問題なし！（よし、疑問は一個クリア。）
もちろんヤンの従卒なので、茶汲には余裕で仕事内。会議中だって仕えている将官から全員分の茶汲みを頼まれれば、そりゃ入れるさ（ユリアンの場合は頼まれなくても淹れると思うが）。基本的に将官のそばに控えているのが仕事なのだから、会議中、ちゃっかり混ざってる理由はＯＫ。（疑問2個目クリア）
仕えている将官の許可さえあれば、戦闘機乗るのもいいでしょう。
しかし、メインは従卒。
どうりで始めの頃、正式メンバーに入ってないわけね。（疑問3個目クリア）
基本3機1体なのに、ユリアンは1人で出発ばかりです（目立たせたいという、制作側の意図もあるでしょうが・・）。
名実ともにイゼルローン、ヤン艦隊の秘蔵っ子な彼。
ヤンに傾倒している上層部がユリアンを可愛がらないはずがなく、ヤンは嫌よ嫌よと言いながらシェーンコップが言うとおり、最高の英才教育をしてしまう結果になります。
まぁ、そんな彼ですからイゼルローンの中（軍の中）では浮きまくり・・に桜は見えるんですが。
本人が全く、全然気にしてないから、いいんですけどね。
ヤンさえいればユリアンは満足だから。
見直すとヤンもかなりユリアンを溺愛しておりました。
ちょっとショックなくらい。
はっきり言って、ユリアンの行動や言動の自由は、『従卒』という立場で片付けられないです。結局はイゼルローン最高司令官、責任者であるヤンの養いっ子だからです。許されている事が多い。
ヤンの嫌っている『特権』って奴です。はは。
ユリアンに関してはかなり特権、行使しまくってますよ、ヤンさん
自覚ないようなんですけど・・・・・・
そんくらいの溺愛っぷりに気付き、桜ジェラシーです。

個人的にユリアンが好きかときれると・・・・実はあんまり好きではないです。
かといって嫌いでもないのですが、なんか出来過ぎな感じが私は物足りない。
ユリアンって顔よし、性格よし、運動神経よし、家事はできるは、戦闘も銃も戦闘機もかなりのセンス、頭の回転はいいわ、人気者だわ・・・とバランスよすぎで、だめな部分がない。
ヤンのように生活無能者でもなく、他のメンバーみたいに女にだらしがないわけでもなく、性格に毒があるわけでもなく、難があるわけでもない。
つまらん。
どっか、欠けてるほうが私は好きだ。
そんな理由からおいしいとこ持っていく彼ですが、桜の興味はほとんどありません。これからもないでしょう。
ＦＡＮ歴1☆年。
今頃ユリアン立場を確認しているくらいですから。

結論。
ユリアンの自由っプリは不思議ではなく、ヤンの溺愛が原因（苦笑）

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