桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

当日のこと。

2011-03-28 | 徒然と

17日目。
もう、そんなにたったのかというべきか、まだそれしかたってないというべきか。
う~ん。

とりあえず、復旧の目処もたち、やっと、落ち着いてきました。
当日のことをちゃんと話してなかったなぁと、今さらながら。

当日は当たり前ながら仕事中でした。
お客様と話しをしてる最中でした。
最初に感じたのは”たて揺れ”。
正直、この時点で、襲ってくる地震大きい!と覚悟しました。
ただし、私が想定したのは震度5強程度。
まずはある程度のたて揺れ。
その間、お客様と会話は続けていたので、15~30秒間くらいは、まだ、耐えられるような、ちょっと強め程度の揺れでした。
ところが、そこからいきなり強い衝撃にかわり、激しく揺れ始めました。
キャスターついてるイスに座っていたので、踏ん張りが利かず、左右に大きく揺さぶられるような状態に。
さすがにお客様と話してる場合じゃないなぁ、どうしようと。
地震、本当平気なので、そんなのんきなことを考えてるうちに、PCが落ち、職場内は停電に。
自家発電のあるビルなので、すぐに切り替わったようで、電気は数秒でつきましたが、その間にも揺れは激しさを増し、たて揺れから横揺れに。
ここからの揺れが長かった。
今まで経験したことのない長い、長い揺れ。
システムが全部ダウンしたらしく、お客様の対応出来るような状態ではなく、椅子に座ってるほうが危険だと判断し、椅子から降りて床に座った途端にデスクの引き出しが飛び出してきて、それを押えつつ、引き抜き、床の邪魔にならないところに降ろし、恐いから、もう1つの引き出しも引っこ抜き、自分のタンブラーとか、上から降ってこられたら困るものはデスクの上から床に。
向かい側の椅子が流れて襲ってきたので、人の居ないほうにながしてやったり。
私は地震、大丈夫な人なので、のんきにそんなことしてましたが、周辺はデスクの下にもぐりこんでる人が大半でした。
各デスクに設置されてる大量の資料ファイルが落ちてきたり、PCが倒れたデスクも。
もう、ここまで揺れると驚きと恐怖とショックで悲鳴を上げる余裕もなく、みんな、半ばナニが起きてるか分からない状態。
そんな中で、上司たち「机の下に入れとか!」「動くな!」とか叫んでたのがすげーわ。
まだまだ揺れてる中、次に私がしたのは、隣りでパニックになってる上司を宥めること。
たまたま、私の隣の席の人のところに来ていた上司が、地震で完全にパニック状態。
腰が抜けて、立つことも座ることも出来ない中腰で、泣きじゃくりながら必死に地震に耐えていたので、とりあえず、抱きしめつつ、座らせて、しばらく、そのまま抱きしめて慰めてました。
本当、パニクってて、机の下にも入れない状態。
そんな狭いところにいれたらますますパニックになるような感じ。
なんで、彼女の頭かばいつつ、「大丈夫、大丈、もうすぐ治まりますよ(多分)」て。
くどいようですが、本当に地震平気なので、終始冷静でした(苦笑)。

最初の揺れは治まったものの余震が絶えず、襲ってくる状態がしばらく続きました。
その間、私たちヒラは机の下で待機。
ちなみに私は机の下には隠れずに終わりました。
だって、せまくて、咄嗟に動けないんだもん。
私が無駄に冷静だったせいか、はたまた胆の据わった人が多かったのか(苦笑)、ちょうどグループになってた私の周辺は皆冷静で、のんきな感じでした。
ただ、本当に余震、余震、余震、しかも強めだったので、「もう、いい加減にして!!」て逆切れモードになってましたが。
ちなみに上司は余震中もひたすら泣いてました。
途中で2席隣の、その上司と仲いい人に慰め役交代。
その後は周辺の散らかってる物を簡単に片付けたりと、私はいたってマイペース。
その間に上司たちは懐中電灯やラジオを取り出したり、安全確認や状況確認に余震の中、走りまくってました。
すげーなぁ。

でも、もっと凄いのは社員でした。
地震発生から30分もしないうちに自分たちのシステムだけは回復させて、状況確認とか被害状況とか始めてました。
そして余震の中で、TV電話使って会議始めてました。
余震と言っても震度5とかですよ。
皆がまだ状況も飲み込めてないうちから復旧に対する対応は始まってるんですよ!
感動したよ。

ーで、私たちヒラといえば、床に座って、のんきにおしゃべりしてました。
まぁ、のんきにト言っても内容は家族の安否や家の心配とかでしたけど。
その後3時間近く、会社に拘束されることに。
仕事柄、本来すぐにでも職場の機能を稼動させないといけないので、従業者の安否確認と今後の対応について決まるまで待機させられたという感じでした。
余震がそれなりに治まって、その間にロッカーへ荷物やコート取りに戻らされ、いつもは持ち込み禁止の携帯もこのときばかりは持ち込みも使用も可。
予想ないでしたが、携帯は全く通じず。
でもこれは人それぞれでしたね。
数回に1回は送信できる人、30分に一度くらいは受信できる人…
私の携帯はけっこう、電波が弱いので、もう、全くダメ。
電話もメールも、全くダメ。
2時間近くたってからでしょうかね、10件くらい一気にメール受信しましたが、それ以外はどうにもこうにも。
詳細を知りたいが今、ワンセグを見るとのちのち困りそうで、無駄に電池も使えない、そんなモンモンとした状況ではありました。
ワンセグ見てる方もいましたが、上司に「長期戦になるから、無駄使いしないほうがいい」と忠告が。
そんなわけで状況は分からないながらも”長期戦”というのは、最初に覚悟しました。
脳裏に浮かんだのは神戸の震災。
職場内は電気ついてましたが、廊下やトイレは真っ暗。
壁にヒビがはいったり、一部剥がれ落ちたり、と。
ただ、水も使えたので、職場に居た時はさほど不便さもなく、そんなに甚大な被害になってるなんて思っても居ませんでした。


続く。



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