グランプリシリーズ*ファイナル

《女子》
1位　浅田　真央　（SP2位　FS1位）
2位　キム・ヨナ　（SP1位　FS2位）
3位　カロリーナ・コストナー　（SP4位　FS4位）

マオちゃんが3年ぶりに女王に復活！！
おめでとう！！
転倒もあったので、どうなるかとハラハラしてましたが、逆転いたしました。さらには女子で初めて世界大会でトリプルアクセルを2回決めました！！パチパチパチ！
私的には、1位になったことよりトリプルアクセルを2回決めれたことのほうが嬉しかったです。
昨シーズンはこのジャンプに泣かされ続け、完璧を目指しているマオちゃんはずいぶん悔しい思いをし続けてきたと思います。今回の日本戦では回転不足な認定となり、本当に悔しかったと思います。それでも何度転んでも、毎回、毎回、挑んでやめようとしなかった。そしてどんどんその安定度を上げてきて、この結果です！
本当に『強い』と思います。心がという意味で。
私はマオちゃんはかなりの負けず嫌いだと勝手に思ってるんですが（苦笑）、なので、昨シーズンは特にくやしかったと思うんですよ。それでもどんなに失敗しても諦めず、泣き言も言わず努力し続け、さらに大きな期待をされているプレッシャーにも負けずにこの結果。
まだ、この歳なのに、常に目標がぶれず、おごらず、自分を見失わない、この精神力はどこからくるんでしょうか？本当に尊敬します。

尊敬といえば、キム・ヨナもです。
キム・ヨナはマオちゃん以上のプレシャーだと思います。なにしろ国をあげての声援です。今大会だけでなく、毎回毎回とんでもないプレッシャーだと思います。それでも彼女がそんなそぶりを見せたことはないです。マオちゃんと同じで泣き言も言わず、常に目標に向かって、自分を見失わず努力して続けてます。
さらに彼女はトリプルアクセルや4回転なのどの大技は持ってません。それでも1つ1つの技の完成度の高さと表現力でこの順位、この点数です。ジャンプが飛べなきゃだめ的な採点になっている現状を考えるとすごいことだと思います。
今回、彼女には珍しくステップでつまずきがあってびっくりしました。ジャンプも、どうにもあのジャンプに苦手意識があるのかSP、FSともに1回転になって残念です。
次は世界選手権！・・・それまでに修正はきくでしょうか？楽しみです。
マオちゃんのさらなる進化も楽しみです！

中野さんのFSの点数がぱっとしなくて、残念！残念です！！
中野さんの『ジゼル』は可愛らしくて、繊細で中野さんによくあってると思うので、世界選手権ではぜひ、また完成度の高くなったジセンルが見たいのですが・・・変えてきちゃうかなぁ・・・・う～ん。

安藤はFSの変えててきました。正解だと思います。安藤にはこういう感じの力強い、ダイナミックなものの方があってると思います。大変申し訳ないのですが、『ジゼル』のような繊細なものは合わない。特に繊細で表現力のある中野が同じ曲を踊っているだけに劣っているようにしか見えない。
最下位でしたが、意外と本人は満足のいくできだったようです。
しかし、安藤本人の性格はかなり繊細なように思えますが、演技の性質的には正反対・・不思議だなぁ。


《男子》
1位　ジェレミー・アボット　（SP2位　FS1位）
2位　小塚　崇彦　（SP1位　FS3位）
3位　ジョニー・ウイアー　（SP4位　FS2位）

小塚くんのSP1位に仰天。本人もガッツポーズでしたが、本当にSPはいいできだったと思います。相変わらず彼のスケーティングは軽やかで、流れるようで綺麗ですね。解説でこれは難しいステップとか説明されても本当に？と思ってしまう（苦笑）
あとFSでは4回転に挑戦！！着地にちょっとでしたが、4回転は飛びました！！男子は4回転時代なので、大変でしょうが、今回4回転にチャレンジし、しかも成功したことは絶対！彼を大きくしたと思います。
小塚くん、織田、大ちゃん、そして無良くん・・・と今後の男子の争いが本当に楽しみです♪

優勝候補でもあったジュベールの棄権は残念でした。
個人的には男子のほうが好きなのですが、最近の男子はぱっとしませんねぇ～。なんかこう、もっと、こ～、なんといいますか、ただ綺麗なだけじゃなくて、ただ技術がすごいだけでなくて、会場を惹き込んでしまうような演技をする人が欲しい。
今回はそういう演技をするランピエールや大ちゃんがいなかったので特にそう思いました。
TOP3でもそんな演技をできる人がいなにのは本当に残念。強いて言えばジョニー・ウイアーはそれなりに会場の空気をかえてくれるかな。

韓国開催でしたが、韓国のお客さんは優しいですね、熱いですね！
選手が失敗すると頑張れ！と励ますような拍手をどの選手にも贈ってました。なかなかすごいことだと思います。