桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

コクリコ坂から

2011-08-29 | OTKUのつぶやき



面白いか面白くないかと聞かれたら、面白い。
見終わった感想としては、面白かった……かもになる。
だが、どこが面白かったのか、印象的だったのか?と聞かれた答えられない。
そんな微妙なアニメ。
まず、盛り上りがない。
淡々と、うん、まるで、誰かの青春時代の回想をみてるかのように、淡々とすすんでいく。

私は誰にも感情移入できんかった。
とくに海がよくわからない。
彼女が”強い人間”なのはわかるが、色々と、どうして急にそういう行動・言動になるの?と首を傾げる。
感情の揺らぎがよくわからなくて、唐突に意見を変えたようにみえて、私は消化できなかった。

あとはけっこう、細かいところが気になることが多くて、へんに気をとられた。
なんで、海は「メル」って言われるの?
学生って高校生?その上?
守ろうとしてる古い建物はなに?寮?クラブハウス?
その当時て、こんなに男女の交際はだいたんだったの?
とかとかとか。

なんか、そのへんは”わかってるでしょ”が大前提に作られているというか、その辺の設定はお客さんが気にすることではないとおもっているのか、説明がない。
多分、描きたいところはそこではないので、オール無視。
私はそのへんがきちんと理解できてないとすっきりしない性質なので、疑問符ばかりが次々思いうかんで、自分の中に入ってこない映画だった。

ただし、音楽は秀逸!
画のクオリティもさすが、ジブリ!

演出の嫌いじゃなかったが、脚本と構成、演出にはちょっとなぁ。
結局、この映画でなにを描きたかったのか、私は理解できなかった。


声の話しをすると海のに関しては初めからマイナス要素と覚悟してたので、まぁ。
本当、感情が分からない演技だったわ。
意外と岡田くんの滑舌の悪さにびっくり!
俳優としての岡田くん大好きですが、声優としての岡田くんは、ちょっとがっかり(ゲド戦記はみてないし、見る気もない。)
他の俳優さんも個人的には大好きなのに、声優として、声を当てられるとひっじょうに残念感がいなめませんでした。
きっと普段アニメ見てない人には大丈夫なんでしょうが、私はすごく違和感。
声だけが浮いてる感じがして、う~ん。
リアルを求めるから声優でなく、俳優を使うというジブリの意向は理解できる。
しかし、それが逆に非リアルさを出しているが、気がつかないのだろうか?
声優も俳優である!
なのに、ソレを否定するかのこの考えには、ちょっと納得がいかないのもたしか。

悠きゃんがあるラジオで言ってました。
そのキャラが実際存在してるというリアルな演技をしたい。でも、アニメはやっぱりアニメなので、リアルな演技をしてしまうとリアルでなくなってしまう。だから、アニメであることを踏まえて、リアルに”見える”演技をしないといけない。その匙加減が難しい。

ほ、惚れ直した~(><)
コラム読んでるとわかるけど、仕事に対してはめっさ、ストイックなんだよね。
す、好きだぁぁ。

まぁ、それはさておき。
第一線で活躍してる声優さんの言葉として、すごく、重いと思う。
アニメに”リアル”(俳優さんの普段の演技)を持ち込むと”非リアル”になると声優さんはわかったうえで、演技してるのがわかる。
どうしてそこに気付かないジブリ。
ぶっちゃけ、ジブリ作品を微妙とか思うことが多くなったのは、タレント声優起用してからなんだよね。

私が声フェチだから特に思うのかもしれませんが、もう少しね。
正直、この作品、全員、声優さんを起用したver.が見たい。
まったく、雰囲気の違う作品になる気がする。



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