桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

映画*守護神

2007-02-19 | トッキュー
『守護甚』(笑)













アメリカ沿岸救助隊で数多くの救助を行なってきた伝説のレスキュー・スイマー隊員:ベン。ある任務で相棒を目の前で失い、心に深い傷を負ってしまう。妻にも別れを告げられ、失意に沈むベン。そんな重い気持ちの彼は一時現場を離れ、レスキュー隊員を養成する学校・Aスクールに教官として赴任する事になった。そしてそこで元高校水泳チャンプの訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会い…。

ってお話です。
簡単に説明すると米国版『海猿』。(異なる部分はたくさんありますが・・・・)
海猿、トッキュー好きの方なら見覚えのある訓練シーンが結構あります。
違いもあるので、脳内で較べつつ鑑賞。(笑)

海猿では<潜水士>
守護神では<救難士>

違いは守護神ではレスキュー隊員はボンベはなしです。
ただ、潜水士と同じく救難士も全体の1%にもみたないという超エリート。
しかし、基本理念は真逆です。

潜水士は『自分も相手も助ける』
救難士は『自分を犠牲にしても相手を助ける』


このへんはお国・価値観にかなりの相違ありです。
私にはどちらが正しいかはわかりません。
本当は自分も相手も助けると言うのが理想だと思います。しかし、現実に起きていることは救難士の理念なのかもしれません。だからこそ、潜水士の理念を掲げ、そうあろうと努力し続けることが大切なような気がします。

生死がかかわってるので、見てて『生』『死』を考えました。
ベンは遺体は容赦なく海原においていきます。
最後のあたりではジェイクが「遺体が・・・」と言ってるのにまったく無視です。
残された家族にとっては、ひどい事です。
できれば連れて帰ってきて欲しい。
私だって、遺族側だったら思うはずです。
あくまで私的勝手な想像ですが・・・・・・・・・
きっとベンはそれらをわかった上で『生きている人間』を最優先にしているのだと思います。冷たい言い方ですが、生きてる人間には希望があり、何かをなしえる可能性があります。
しかし、死んでしまった人間には安らかな眠りしかない。
私には極限の状態がわかりません。
でも極限の状態で2つを選ぶことはできない気がします。どちらかを選ばなくてはならないとしたら、ベンは人間の可能性を選んだのではないのでしょうか?
だからこそはベンは冒頭の救助のように、周りの人があきらめても生きている可能性0でない限りあきらめない。
冒頭で自分が救助された時にもベンの乗ったボートの周りには船員たちが繋ぎとめられていた。それはあの嵐の中でも最後まで救おうと努力したという映像にはない行間のように私はとりました。
自分がどんな選択をしたか理解してるからベンは救助した人数ではなく、救えなかった人数しか覚えてないのではないかなぁ・・と思いました。
『命』を救うということは厳しく過酷なものだ・・・・・・


内容はもう少し、焦点絞って掘り下げたほうがよかったと思うので
ベン自身かジェイクとの師弟関係か・・・・・・その辺掘り下げてくれたら泣けたのに・・・・奥さんとの関係も切ないし・・・・・
しかし、後ろの席のお嬢さんは泣いてたので、泣ける人は泣けるらしい。
他のことばかりに気を取られてたからだめだったのか?
海猿、トッキュー、海保好きな方は、一度見ておいて損はないと思います。


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