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月曜日は中1の授業の日でした。嬉しいことがいくつもあって、とても楽しい授業になりました。そのご報告の続きの続きです。
英語と数学の授業をしました。英語の授業風景は前回ご報告させていただきました。今回は数学の授業のご報告です。
二人とも(この日の生徒は二人でした)正負の数と文字式の基礎はできているので、方程式の授業をしました。
体験入塾から来てくれていた生徒には前回教えていました。この塾に戻ってきてくれた生徒はこの日が通塾初日なのでもちろん初授業でした。
方程式とはどういう式なのかというところから説明をして、簡単な問題を解かせてみます。いくつか問題を解かせるのですが、徐々に難しくしていきます。
まず最初の問題、
2x=10
これは解けます。
「答えわかる?」ときくと、
「5!」と元気に答えてくれます(*^_^*)
「そうやな! 正解! 答えを書くときは『x=5』って書くんや。『x=』が無かったら正解にならへんからな。絶対に書こうな」と大切なことを教えていきます。
続いて、
3x+1=7
これも解けました。
6+1=7なので3xのところが6だと気がついて3×2でx=6だと答えてくれました。
ここまでは小学生でも解けます。次は難関です。
2x=5+x
これは難しかったようで二人とも答えが出ませんでした。
でも、ぼくとしては「しめしめ」です。あえて解けない問題を出題して解き方を教える作戦でした。ちゃんとぼくの作戦に乗っかってくれました。素敵な生徒たちです(*^_^*)
「方程式には必ず『=』がある。この『=』が真ん中やと思って。ほんで、『=』の左側を『左辺』、右側を『右辺』って言うんや。この言葉、テストに出るしな。覚えていこな。でな、左辺はxチーム(xの項)の場所や。右辺は数字チーム(xを含まない項)の場所な。右辺と左辺にチーム分けするんや。」
そんなふうに説明していきます。チーム分けした式を書いて見せます。
2x―x=5
「右辺のxを左辺に移動させた。『=』を飛び越えて移動させると、その項の符号が変わるんや。元の式では『+x』やったのが、チーム分けした式では『―x』になってるやろ? あとは、『2x―x』の計算をして、答えは『x=5』やな!」
そして同様の問題を出題し練習していきます。さらに難度を上げていきます。この日の授業で基礎レベルの知識は二人ともマスターできました。
ラスト5分、最後の問題は生徒たちに作ってもらいます。方程式の左辺を無料体験を経て入塾してくれた生徒に、右辺を戻ってきてくれた生徒に考えてもらいました。
できた問題は、
5x+11=3x+5
すごい! すごいすごいすごい!!! 答えが整数になります!
最後の問題だし、答えが分数になる難しい問題ができてもOKだと思っていましたが、整数の解が出る方程式が出来上がるとは! あとに右辺を考えてくれた生徒が整数の答えになるように右辺を考えた!? まさか! でも、だとしたらそれは本当にすごいことです。
いずれにしても二人のナイスコンビネーションでした。この日初めて会った二人とは思えません(*^_^*)
もちろん二人とも自分たちが作った最後の問題を正解することができました。よくできました。
本当にとても楽しい授業した。
授業は「ピリついた」雰囲気ではありません。ただ、笑いがあふれる授業でもありません。ぼくはそんなに冗談を言ったりするタイプではないもので…。
でも、ぼくの話を聞いているときの生徒たちの真剣な目、ホワイトボードに書かれた問題を見る気迫のようなもの、全力で問題を解いている様子、そんな一生懸命さがダイレクトに伝わってくる密度の高い、濃い時間でした。
本当に楽しかった。この素敵な時間をくれた二人の生徒に感謝の念がこみ上げます。二人ともありがとう。
これで月曜の中1の授業の記事は終わりです。短くまとめられれば良かったのですが、長くなってしまい3回に分けての投稿になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)
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