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塾長ブログ 続きの続き

2023-07-27 08:57:16 | 勉強

 月曜日は中1の授業の日でした。嬉しいことがいくつもあって、とても楽しい授業になりました。そのご報告の続きの続きです。

 

 英語と数学の授業をしました。英語の授業風景は前回ご報告させていただきました。今回は数学の授業のご報告です。

 

 二人とも(この日の生徒は二人でした)正負の数と文字式の基礎はできているので、方程式の授業をしました。

 体験入塾から来てくれていた生徒には前回教えていました。この塾に戻ってきてくれた生徒はこの日が通塾初日なのでもちろん初授業でした。

 方程式とはどういう式なのかというところから説明をして、簡単な問題を解かせてみます。いくつか問題を解かせるのですが、徐々に難しくしていきます。

まず最初の問題、

2x=10

これは解けます。

「答えわかる?」ときくと、

「5!」と元気に答えてくれます(*^_^*)

「そうやな! 正解! 答えを書くときは『x=5』って書くんや。『x=』が無かったら正解にならへんからな。絶対に書こうな」と大切なことを教えていきます。

続いて、

3x+1=7

これも解けました。

6+1=7なので3xのところが6だと気がついて3×2でx=6だと答えてくれました。

ここまでは小学生でも解けます。次は難関です。

2x=5+x

これは難しかったようで二人とも答えが出ませんでした。

でも、ぼくとしては「しめしめ」です。あえて解けない問題を出題して解き方を教える作戦でした。ちゃんとぼくの作戦に乗っかってくれました。素敵な生徒たちです(*^_^*)

 

「方程式には必ず『=』がある。この『=』が真ん中やと思って。ほんで、『=』の左側を『左辺』、右側を『右辺』って言うんや。この言葉、テストに出るしな。覚えていこな。でな、左辺はxチーム(xの項)の場所や。右辺は数字チーム(xを含まない項)の場所な。右辺と左辺にチーム分けするんや。」

そんなふうに説明していきます。チーム分けした式を書いて見せます。

2x―x=5

「右辺のxを左辺に移動させた。『=』を飛び越えて移動させると、その項の符号が変わるんや。元の式では『+x』やったのが、チーム分けした式では『―x』になってるやろ? あとは、『2x―x』の計算をして、答えは『x=5』やな!」

 

 そして同様の問題を出題し練習していきます。さらに難度を上げていきます。この日の授業で基礎レベルの知識は二人ともマスターできました。

 

 ラスト5分、最後の問題は生徒たちに作ってもらいます。方程式の左辺を無料体験を経て入塾してくれた生徒に、右辺を戻ってきてくれた生徒に考えてもらいました。

できた問題は、

5x+11=3x+5

すごい! すごいすごいすごい!!! 答えが整数になります! 

最後の問題だし、答えが分数になる難しい問題ができてもOKだと思っていましたが、整数の解が出る方程式が出来上がるとは! あとに右辺を考えてくれた生徒が整数の答えになるように右辺を考えた!? まさか! でも、だとしたらそれは本当にすごいことです。

 

 いずれにしても二人のナイスコンビネーションでした。この日初めて会った二人とは思えません(*^_^*)

 もちろん二人とも自分たちが作った最後の問題を正解することができました。よくできました。

 

 本当にとても楽しい授業した。

 授業は「ピリついた」雰囲気ではありません。ただ、笑いがあふれる授業でもありません。ぼくはそんなに冗談を言ったりするタイプではないもので…。

 でも、ぼくの話を聞いているときの生徒たちの真剣な目、ホワイトボードに書かれた問題を見る気迫のようなもの、全力で問題を解いている様子、そんな一生懸命さがダイレクトに伝わってくる密度の高い、濃い時間でした。

 

 本当に楽しかった。この素敵な時間をくれた二人の生徒に感謝の念がこみ上げます。二人ともありがとう。

 

 

 これで月曜の中1の授業の記事は終わりです。短くまとめられれば良かったのですが、長くなってしまい3回に分けての投稿になりました。

 最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)


塾長ブログ つづき

2023-07-26 08:37:46 | 勉強

 月曜日は中1の授業の日でした。嬉しいことがいくつもあって、とても楽しい授業になりました。そのご報告の続きです。

 

 英語と数学の授業をしました。

 英語はUnit1とUnit2の文法の復習です。be動詞の文と一般動詞の文が登場します。まずはbe動詞と一般動詞の説明からスタートしました。

「be動詞にはamとareとisがあるんな。見た目(スペル)は違うけどみんな同じ意味で文の中で同じ働きをするんや。どれも主語の次に置くし、疑問文になると主語の前に出る。3つとも同じ意味・同じ働き・同じ動きをするから『be動詞』っていうグループに分類されてるんな。ここまでで聞きたいことある?」

「・・・大丈夫」

「じゃあ、次は一般動詞な。一般動詞はrun, study, like, practice …のようにいっぱいある。特徴は、『動きがある』ってことや。runは走るやろ? 体が動いてるな。studyは勉強するや。手や頭(頭脳)が動いてる。likeは好きって意味や。気持ちや心が動いてる。一般動詞には『動きがある』んや」

 厳密に言うとちょっと違います。一般動詞には動作を表す動詞と状態を表す動詞の2種類があって、like「好き」やlive「住んでいる」、know「知っている」などは状態を表す動詞なので「動き」を表していないとされています。でも、中1のこの時期の生徒に対する説明は「一般動詞は動きがある動詞」という説明でいいと思います。いきなり詳しい事柄まで突っ込んで教えても逆効果になるケースがあります。「英語ってなんだか難しそう・・・」と思ってしまうと心の中に英語に対するバリアができてしまいます。これでは逆効果だと思うんです。ざっくりとした事柄から理解し、徐々に深く細かい事柄へと理解を進めていくのが好ましいと思っています(*^_^*)

 そんな感じで、1つの文の中にbe動詞と一般動詞はどちらか1つしか使えないこと、be動詞の文と一般動詞の文の疑問文の作り方の違いなども説明していきました。

 

 単語を覚えることと文法を理解することが英語学習の基礎になります。基礎ができていないと応用どころか練習すらできません。中1は英語の基礎を学ぶ学年です。地味な勉強ですが、単語が書けるようになったり英文法がわかってきて問題が解けるようになってくると勉強が楽しくなってきます! 

「解けて嬉しい」

「できて楽しい」

そこまでの道のりをぼくが先導できればと思い、指導させていただいています。

 

 

 また長くなってしまいました・・・。また「次回に続く」です。

 最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


塾長ブログ

2023-07-25 09:30:09 | 勉強

 昨日月曜日は中1の授業の日でした。嬉しいことがいくつもあって、とても楽しい授業になりました。

 

 嬉しいことの1つ目は、中1の男の子が体験入塾を経て入塾してくれたことです。彼は昨日が入塾初日でした。体験入塾のときと変わらずやる気を持って来てくれました。少し慣れてきたようで、席に着くとこちらが何も言わなくても筆箱と学校の夏休みの課題を机の上に出して解いていました。体験入塾初日は緊張でガチガチだったのに(*^_^*) 彼の中で、もう「自分の塾」になったのかな。嬉しいですねぇ。計算問題はミスが1、2個あるくらいでほぼパーフェクトでした。計算法則を完璧に使いこなすこと、計算スピードの向上、論理的思考の訓練。この辺りがこれからの課題だと思います。

 

 2つ目の嬉しいことは、昨日の授業に来てくれたもう1人の中1の男の子に関することです。この生徒は、一度閉校したこの塾に戻ってきてくれました。昨日が通塾初日でした。ぼくが知っているのは小学5年生の彼でした。大きくなっているだろうとは思っていましたが予想以上に「お兄さん」になっていました。身長が伸びて顔つきも大人びて見えました。中1の間にぼくよりも背が高くなりそうです。小学生の頃は小さくて可愛かった生徒が、成長して戻ってきてくれたことに感動するとともに感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとう。

 

 長くなってきましたので、授業の様子は次のブログでご報告させていただくことにします。

 最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)