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幸福実現党
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.135
2019年4月16日発行
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江夏正敏 幸福実現党
政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「高齢者雇用は日本経済の希望となりうるか」
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突然ですが、「サザエさん」の波平さんは何歳でしょう? 答えは54歳とのこと。一昔前では、定年間近という感じでしょうか。
ちなみにフネさんは52歳のようです。私の感覚では、波平、フネ夫妻は、70歳ぐらいの感じがします。最近の50代の方々とはイメージが全然違います。
現在の50歳以上の皆様は本当に若々しくて、引退などもったいない。もっともっと輝けると思います。
ということで、これから日本は高齢化社会に突入しますが、波平、フネ夫妻のイメージのままで良いのでしょうか。
今回のメルマガでは、高齢化問題、特に雇用を中心に考えていきたいと思います。
●55歳定年時代の発想ではダメ。
年金などの社会保障や、企業の雇用形態において、まだまだ55歳定年時代の発想が残っています。
このような発想の下では、制度維持が困難になりますし、充実した人生を全うすることもできません。
例えば、年金制度を構築したときは55歳定年で、60歳で亡くなる方が多く、年金の支給も5年程度で終わると予想していたため、今のような年金問題はなかったと言えるのです。
しかし、寿命が大幅に伸び、高齢者も元気な時代になってきていますので、私たちの意識と社会システムを変えていかねばなりません。
●8割以上の人がリタイア後も働きたい。
転職サイト「ミドルの転職」が、「人生100年時代の働き方 意識調査」の結果を公開しています。
その調査で、8割以上の人が「定年後も働きたい」と答えており、その中で9割弱の人が「70歳以上まで働きたい」とのこと。
多くの国民が、少なくとも70歳、人によっては80歳ぐらいまで働きたいと考えているのです。
●人生100年時代――2回転、3回転。
人生は100年時代に入ったと言えるでしょう。それに伴い、人生を2回転、3回転する時代になりました。
例えば、一つの仕事だけではなく、様々な仕事を体験することも多くなるでしょう。終身雇用や年功序列が、さらに崩れてくると予想されます。
このように、今後は労働の流動化がもっと起きてきます。ということで、少子化などによる労働力不足によって、逆に高齢者雇用の機会も増えてくるでしょう。
そのためには、高齢者が働きやすい環境整備が必要になってきます。
●高齢者は期待されている。
実は、高齢者の皆様は知識、技術、経験があり、戦力として期待されています。さらに、責任感があって、まじめで勤勉です。そして、人脈やネットワークがあります。
例えば、現在、高齢者が活躍している分野に、新規開拓営業、後進育成のためのサポート型営業、人生経験を生かしたカウンセラー的存在、専門知識を生かした仕事などがあります。
また、早朝シフトの仕事などは、高齢者の得意とするところです。
●高齢者のための配慮が必要。
高齢者雇用の先進企業では、意欲と生産性を上げるために、様々な取組みを行っています。
例えば、設備の機械化・自動化を行って、作業負担を減らしています。また、視力も落ちてくるので、照明やパソコン画面の改善を行っています。
さらに教育訓練制度を充実させ、分かりやすい作業マニュアルを作っています。また、労働時間を短縮・弾力化し、合わせて安全衛生、健康管理面への配慮もしています。
賃金の面でも、定年後にいったんは賃金水準を下げつつも、人事考課に応じて昇給や賞与の支給を行っている企業もあります。
これからは、高齢者の仕事をサポートするようなロボットも、どんどん開発されていくでしょう。
このように、高齢者の労働環境を整備することで、元気でポテンシャルの高い能力を引き出し、企業の大戦力となる時代が到来するでしょう。
●アメリカでも進む高齢者雇用。
アメリカでも高齢者雇用が増加しています。注目されているのがハイスキル人材です。高齢者の賃金は上昇傾向にあるのです。
アメリカ企業の聞き取り調査でも、高齢者は「経験・技能が優れている」「専門性が高い」「知識が豊富」「応用力が高い」と評価されています。
福利厚生の充実よりも、短時間勤務を認め、勤務形態を変更するなど、就労環境の柔軟化を進めた企業が多いようです。
さらに、高齢者が若者を教育し、知識・技能などを受け継いでいくことで、中長期的に企業全体の知識・技能水準が維持できると期待されています。
●高齢者政策――「生涯現役社会」。
わが党も、高齢者の皆様が、さらなる戦力となって輝くために、高齢者雇用を進める企業に税制優遇を行い、高齢者が起業するための支援を行うべきだと考えています。
そして、75歳ぐらいまで生きがいを持って働き続けられる「生涯現役社会」を実現したいと考えています。
その結果、健康の維持・増進を図り、医療・介護の抑制につなぐことができればと思います。
●あくまで選択の自由。
「生涯現役社会」と言うと、「そんなに働かせるのか」との意見もいただきます。もちろん、リタイアして悠々自適に生活されても構いません。
あくまで、選択の自由はあります。ただ、先述しましたように、リタイア後も働きたい方が8割近くいらっしゃいます。
そのような方々のために、高齢者でも働ける環境を整えることは急務であると考えます。
●働くことが「喜び」の日本文化。
日本では働くことが神聖で、意義のあることと考えられています。例えば、日本神話では、天照大神が機織りする姿が描かれています。
神々が仕事をしているので、働くことが尊いこととなります。天皇陛下も、田植えの儀式を行っており、これも日本の国民性に深く影響を与えているでしょう。
反対に、欧米では、できるだけ働かずにバカンスを楽しみたいという考えもあります。
このようなことから、日本人は、本来、働くことに喜びを感じ、社会や他人に役立つことを大切にしています。
さらに、働いて税金を納めることにプライドを持ち、公の精神が高いと言えるのではないでしょうか。
●人は世を照らすために生まれてきた。
私たちは「人は世を照らすために生まれてきた」と考えており、仕事を通して人生が充実することを願っています。
そして、このような考えをベースに労働政策、税金制度、社会保障制度などの政策をつくっています。
人生100年時代となってきました。高齢者の皆様が若々しく元気で働ける環境を整えることで、2倍も3倍も素晴らしい人生を生きていただければと思っています。
そして、若い人に負担をかけることなく、すべての世代の人々が輝けるような国づくりを目指してまいります。
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2、編集後記
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「この国の社会問題は、人口構成の高齢化と若年層の税負担の増加。そして高度福祉国家となり、社会の活力が失われていくことだろう。
『生涯現役』こそがその答えである。個人も国家も発展繁栄していく道である」『生涯現役人生』(大川隆法著:幸福の科学出版)
様々な方と話をすると「仕事をしつつ、健康を維持し、最後はPPK(ピンピンコロリ)で」を望まれている方が本当に多いです。
年を重ねるたびに、幸福になってゆくような社会にしていきたいものです。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。
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◆ 発行元 ◆
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高齢者雇用は日本経済の希望となりうるか 江夏 正敏「闘魂メルマガ第135号」を配信予定
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