安倍首相の靖国参拝に「大川談話」という援軍
立木 秀学
(ついきしゅうがく)氏 ブログ転載
東京大学 法学部 第3類(政治コース)卒業後、幸福の科学入局。
財務局長、専務理事などを歴任し、幸福実現党に入党
。2010年から2012年12月27日まで幸福実現党党首を務め、現在、
HS政経塾長。2013年7月27日
http://tsuiki-shugaku.hr-party.jp/diplomacy/5274/
もうすぐ8月がやって来ます。原爆記念日や終戦記念日を含むこの月は
毎年、先の大戦を思い起こし、「平和」についての考えを深めさせられる
時期です。
政治的には、首相や閣僚が8月15日に英霊を祀る靖国神社を参拝するのか
しないのかが、対中韓外交との兼ね合いでいつも問題とされてきました。
果たして今年、安倍晋三首相は靖国参拝を行うのでしょうか。
第一次安倍政権時代(2006~07年)に靖国参拝できなかったことを
「痛恨の極み」と悔いていたはずの安倍首相ですが、最近の一部報道
では8月15日の参拝を見送る意向を固めたとされています。
参院選の大勝で国会のねじれが解消し、衆院を解散しなければ16年夏の
参院選まで国政選挙はなく、長期政権になることは確実だから、向こう
3年間の適当な時機に参拝できればよいという考えも囁かれています。
しかしながら、首相が靖国参拝を行えないのであれば、憲法改正を
進めることはほとんど絶望的でしょう。
わが国が、96条改正を通じてにしろ、最終的に9条を変えて国防軍を
持つということに対しては、国内の護憲勢力はもとより、中国や韓国
からも「戦前の軍国主義の復活だ」などという批判がなされています。
日本が他国なみに軍隊を保持することを以って、即「軍国主義や
ファシズムの復活」と決めつけるのはおかしな話なのですが、日本は
過去に軍隊によって悪しき侵略と植民地支配を行った国だから、軍隊
を持つべきではないというのが彼らの言い分です。
そして、中韓が日本の首相・閣僚による靖国参拝に反対し続けている
のも、いわゆるA級戦犯が合祀された靖国神社への参拝は過去の侵略や
ファシズムを称賛し美化する行為だとしているからです。
かくして憲法改正は、「日本は悪しき侵略国家である」という誤てる
歴史認識を克服し、靖国参拝もごく当然に行うだけの覚悟がなければ、
成し遂げることは難しいでしょう。
最近の世論調査では、憲法改正は「必要」と考える人の方がそうで
ない人よりも多い、あるいは首相は靖国参拝を「すべきだ」と答える
人の方が「すべきでない」と答える人よりも多い、という結果が出ては
いるようです。
しかし、本当に「いざ、憲法改正」となった時に反対勢力や中韓から
の批判や非難が高まれば、自虐史観に基づく戦後教育を受けてきた多く
の国民はそれに揺さぶられて、つい現状維持を選んでしまう可能性が
十分にあります。
したがって、安倍首相は政権復帰前からの方針通り、「村山談話」
「河野談話」に代わる新たな談話を閣議決定し、政府の歴史認識を改め、
これについて議論と説得で以って国民から理解を得られるよう努力
すべきなのです。
これに成功すれば、憲法9条の改正も96条改正という迂回路を経る
ことなく、速やかに進められるようになるでしょう。
そんな仕事ぶりが期待される安倍首相に、今回大きな「援軍」が現れ
ました。 昨日26日、幸福実現党のプレスリリースで発表された、
大川隆法同党総裁による「大川談話―私案―」です。以下に引用します。
(引用開始)
〈大川談話―私案―〉 (安倍総理参考)
わが国は、かつて「河野談話」(一九九三年)「村山談話」
(一九九五年)を日本国政府の見解として発表したが、これは歴史的
事実として根拠のない風評を公式見解としたものである。その結果、
先の大東亜戦争で亡くなられた約三百万人の英霊とその遺族に対し、
由々しき罪悪感と戦後に生きたわが国、国民に対して、いわれなき
自虐史観を押しつけ、この国の歴史認識を大きく誤らせたことを、
政府としてここに公式に反省する。
先の大東亜戦争は、欧米列強から、アジアの植民地を解放し、白人優位
の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使として
なされたものである。政府として今一歩力及ばず、原爆を使用したアメリカ
合衆国に敗れはしたものの、アジアの同胞を解放するための聖戦として、
日本の神々の熱き思いの一部を実現せしものと考える。
日本は今後、いかなる国であれ、不当な侵略主義により、他国を
侵略・植民地化させないための平和と正義の守護神となることをここに
誓う。国防軍を創設して、ひとり自国の平和のみならず、世界の
恒久平和のために尽くすことを希望する。なお、本談話により、先の
「河野談話」「村山談話」は、遡って無効であることを宣言する。
平成二十五年 八月十五日
(引用終わり)
安倍首相は、5月15日の衆院予算委員会での答弁で、村山談話に関して
「過去の政権の姿勢を全体として受け継いでいく。歴代内閣(の談話)
を安倍内閣としても引き継ぐ立場だ」と表明。
河野談話に関しても、民主党の辻元清美衆院議員の質問主意書への
答弁書を5月24日の閣議で決定し、その中で安倍内閣として同談話を継承
している旨を明らかにしました。
保守派から自虐史観払拭の期待を一身に集めていた安倍首相でさえ、
この体たらく。
しかし、そんなマイナスの状態からであっても、河野談話、村山談話を
「根拠のない風評を公式見解としたもの」と位置づけつつ、これらにより
政府が英霊や国民に罪悪感や自虐史観を押しつけ、わが国の歴史認識を
誤らせたことを反省するという論法で、政府の立場を大きく修正すること
が可能だということです。
大東亜戦争を「アジアの同胞を解放するための聖戦」であり、特に
「日本の神々の熱き思いの一部を実現せしもの」とする表現は、宗教政党
ならではと言えます。
「安倍談話」が書かれるとして、このような宗教的表現が盛り込まれるか
どうかは分かりませんが、少なくとも安倍首相の内心においては、大東亜
戦争の大義についてこのような宗教的確信がなければ、靖国参拝や憲法改正
の問題をしっかり前に進めることはできないでしょう。
逆に言えば、そうした確信がまだ十分でないがゆえに、5月の段階で
あっさり村山談話、河野談話の継承に追い込まれてしまったのだと
言えます。
また、歴史認識の見直しでは中韓のみならず、米国とも摩擦が生じること
が想定されます。これに対しては「原爆を使用したアメリカ合衆国」という
表現による牽制が効いてくるでしょう。
大東亜戦争を聖戦とする日本と、「民主主義対ファシズムの戦い」と位置
づけたい米国とでは、この点対立することになりますが、もちろんお互いに
同盟国である以上、関係悪化は望ましくありません。
そこで米国には、わが国の歴史認識の修正を理解してくれれば最も良い
のですが、そこまで行かなくとも、黙って見過ごしておいてくれるだけでも
良しとすべきです。
もしそうはならず、米国が大きく反発する気色が見えたなら、すかさず
原爆による日本人大虐殺への謝罪問題を議論に持ち出す構えを取ればよい
のです。
このカードに対しては、米国は有効な反論材料を持っておらず、論争
しても不利であることは明らかです。特に現在は「核なき世界」を目指し
ているオバマ氏が大統領であるだけに効き目が大きいと言えます。
最後の段落の「平和と正義の守護神となる」という箇所も宗教的な表現
ですが、わが国についてこれぐらいの信念と使命感を持っていなければ、
今後予想される中国の軍事的膨張に立ち向かい、これを封じ込めることは
不可能でしょう。
ソ連との冷戦を勝ち抜いたレーガン米大統領も、自国について
「わが国は神を戴く国であり、神がわが国を自由の国にした」
(第1回就任演説)という宗教的な信念を持っていました。
宗教政党・幸福実現党は、残念ながら先の参院選で敗れはしましたが、
これからの政治の展開は「宗教政党こそが日本にとって必要である」という
ことを示すものとなるでしょう。
したがって、安倍氏が今後もし、首相職に耐えかねるようなことがあれば
、かつてのように自民党内で政権をたらい回しにすることなく、直ちに解散
してわが党に国政参画への道を開くべきなのです。
◆大川隆法総裁 談話発表
「河野・村山談話は遡って無効である」 歴史問題を永遠に葬り去る
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6400
【関連書籍】
幸福の科学出版 『「河野談話」「村山談話」を斬る!―
日本を転落させた歴史認識―』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=992
アマゾンの同書紹介ページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4863953674/
【関連記事】
2013年9月号記事(無料) 河野・村山談話は無効である
歴史問題を永遠に葬り去る 大川談話―私案―
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6391
WEB記事 独占スクープ!「"河野談話"の証拠はなかった」
「"村山談話"は朝日記者が作った」 河野洋平氏、村山富市氏の守護霊が激白
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6351
2013年7月18日付本欄 【そもそも解説】河野談話・村山談話って何?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6352
。
日本に誇りを取り戻す(`〇ω〇´)
鐘楼流しも有りますね。
靖国に行けない情けない状態で日本人が
復興すること出来ませんでしょ・・・
ま、私はキリスト教的ですが教会でも8月ミサ遣りますね
正月ミサも遣ってますね。後は大平さんか麻生さんに聴いてね。
まづお盆提灯立てて、先祖を弔いましょね。
靖国行けない閣僚は、仁徳天皇陵とか参拝してね。
東京の皇居とかもあるしね
そういう外堀も有るしね・・・
もともと、朝鮮半島で事業をやっていたのは知ってましたので、歴史を知る上で価値があるのではないかということで買いました。いやぁ、面白いですね。
GHQは、日本の食糧自給率が低いということで、人口を減らす政策を打ち出してたんですね。びっくりしました。
大きなお世話ですね。
怖いものなんて何も無い!
(ボス以上に怖いものはw)
だから期待を裏切らずガンバレ!
それに韓国も、クネがありがたいことに、大嫌いな日本とオバマの米国側から、大好きな中国側へ立ち去った。気兼ねなくやってもらいたい。