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【グローバルQ&A】トヨタのリコール問題、世界の市民はどうみる?①

2010年02月25日 00時49分33秒 | 海外2017年まで

 

【グローバルQ&A】トヨタのリコール

問題、世界の市民はどうみる?①


 【大紀元日本2月24日】トヨタ自動車の豊田章男社長は、同社の大規模リコール問題に関して24日に開かれる米議会下院の監視・政府改革委員会に出席することとなった。一度は欠席を表明したものの、米政府保守系議員やメディアからの強い反発により出席せざるを得なくなった形だ。

 トヨタへの危機管理体制が非難される一方で、過剰報道により問題が煽られ誇張されているとの意見も米国では広がっている。多数の米共和党議員たちは、同問題の影響による失業増加を恐れ、公正を欠くとも言われる米規制当局の調査から、トヨタを守ろうとする動きも出ている。 

 16日、米国4州の知事は、トヨタを「過剰な批判報道の被害者」として、委員会への意見書を提出した。彼らは、トヨタは運輸省の調査を受けたほかのどの自動車メーカーよりも適切に対応したと評価している。

 また、米市場においてトヨタをライバル視してきたGMが、現在は米政府の管理下にあることも、トヨタ批判に絡んでいる可能性がある。ある日本の自動車メーカーの米国幹部は「トヨタを批判することでGMを救おうとしているのではないか」との見方を示している。

 見方を変えると様々な意見が見えてくるトヨタの大規模リコール。世界の市民たちは、どのように見ているのだろうか。世界30 カ国にネットワークを持つ大紀元グループによる取材企画「グローバルQ&A」で、世界の街の人の意見を聞いてみた。

 [英国]

マンディー・キンリンさん:シェフィールド Charnals Autocentre社 オーナー

 自動車の修理会社として地元では確固たる存在。マンディーはさんは元オーナーの娘で、人生の大半を車とともに過ごしてきた。

 「トヨタの問題が、私をトヨタ嫌いにすることはないわ。 ヴォクスホールは配線問題でリコールしたし、 自動車にリコールはつきものです。イギリス人がトヨタ嫌いになることはないでしょうね。トヨタのオーナーもいますが、誰一人、電話をしてきませんでしたよ。直接自動車を修理する整備士も、特に問題には直面していません。私は来年ヴィッツを買おうと思っているところです」

S .マイヤーさん:英国国立日本研究所の特別研究員

 英国シェフィールド大学のホワイトローズ・東アジアセンターの一部で、日本の少数民族について研究している。

 「主に米国でニュースを聞きました。この問題について話し合ったことはなく、どの程度の範囲に及ぶのか、また、トヨタがNo.1になるために懸命に頑張ったために米国が声高になっているのか分かりません。米国の自動車業界は、金融危機でかなりの痛手を受けており、顧客を取り戻そうとしているのかもしれません。日本の研究に従事していますが、トヨタに対する悪いコメントは耳にしたことがありません。」

 [インド]

ファルグンさん:公認会計士

 カーマニアのファングンさん。車については、かなり詳しい。

 「日本製品に対する一般的な印象は、質の高さです。最近のトヨタ車のリコールが、私の日本車や日本製品に対する全般的な認識を変えることはありません。トヨタ自身が過ちに気がついて、対処しているからです。欠陥をそのままにしておく企業とは違います。トヨタ自動車は、全般的に価額に見合った価値で燃料効率がよいと思います。」

ディネシュLさん: 金融コンサルタント

 ディネシュさんは、トヨタ・イノーバとホンダ・アコードを所有している。

 「日本車を常に愛好してきました。インドではよく売れています。スズキ、ホンダ、トヨタなどは、優れた品質と効率性を連想させるブランドです。トヨタ車にはあまり傾倒したことがないので、トヨタに対する全般的な認識は変わっていません。これまで、いつもホンダを好んでいました」

 トヨタが厚い信頼を築いてきた様子が伺えるが、否定的な意見はどうだろうか。24日に開かれる米議会下院の監視・政府改革委員会以降のトヨタの動きを、世界が注目している。

(鶴田・佐渡)


 (続く)

 (10/02/24 08:30)


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