与国秀行 @yokuni77 【かくあるべし！】

与国秀行
@yokuni77
【かくあるべし！】

　キング牧師が「公民権運動」を行われる際、彼の周りの多くの人が「無理だ！」、
「不可能だ！」「黒人が白人たちと平等な権利を得ることなどできるはずもない！」と
考えていました。
　しかしキング牧師は、あきらめませんでした。

　彼は「世の中には２つの法がある」と考えていました。
　1つは「神が創られた法」であり、もう１つは「人間が作った法」です。
　そして彼は、「この２つの法が整合するまで戦いをやめない」という信念を持ち、
情熱を抱いておりました。

　キング牧師の信念と情熱の根源にあったもの、それは「神への信仰」でした。
　つまり「世界は神がお創りになられたのだから、その神が創られた世を、信仰者が
正すことなど当然であり、それが信仰篤き人間の生き方であり、こうした生き方を
貫いていく時、必ず神はその人間に自分に力を与えてくれる」、
うキング牧師は信じて疑わなかったわけです。

　そして「彼の理想」が「世の常識」に勝利しました。
　
　この世においては常識があるために、「常識から考えれば、こうなることは
当然である」と考えるのが普通です。
　つまりこの世というのは、「かくある」という常識の世界なわけです。
　しかしキング牧師を見ても分かるように、信仰の世界というのは、「かくあるべし」
という理想の世界なのです。
　そしてキング牧師が理想を貫いて、黒人の白人と平等の権利を手に入れたように、
「常識」と「理想」がぶつかった時に、「理想」が勝つ人間こそ、正しき信仰者なわけです。
　「常識」が「理想」に勝って、「どうせ勝てない」とあきらめてしまう人間は、
実は信仰者ではないのです。

　そしてそうした「かくあるべし」ということは、かつての侍たちも実践して
おりましたし、また現代の私たちにも求められていることです。
　「かくあるべし」、これを考える時、高杉晋作はとても学びになります。
　「どうせ勝てないから」と、戦わない理由を語り、言い訳ばかりの卑怯な世において、
私も高杉晋作のように、たった一人でも決起したいと思います。
　日本男児の腕前お目に懸け申すべく

【かくあるべし！】

　キング牧師が「公民権運動」を行われる際、彼の周りの多くの人が「無理だ！」、「不可能だ！」「黒人が白人たちと平等な権利を得ることなどできるはずもない！」と考えていました。
　しかしキング牧師は、あきらめませんでした。… pic.twitter.com/dSuX0c8pRj

— 与国秀行 (@yokuni77) June 14, 2023