新しい、桜の花芽
まだ少し吸う空気が冷たいけれど・・・
手がかじかむほどの寒い日から
ようやく春の暖かく優しい光を窓辺に感じ始めてきた日々。
時々空を見上げて
雲の流れていくのを見つめ、心の汚れも流す
庭の背丈ほどの桜の木に
例年よりびっしりと多い花芽を見つけた。
もう生命、終わったと思っていた庭の隅に積み上げられてた
植木鉢の土の中にも、 新しい今年の命が用意されていて
静かに目立たず「そのとき」を待ちながら
息づいている
そうなんだ・・・・
すべてが壊れていくかと思えるような厳冬の世の中が
しばらくは続いても春は必ず来る。
どこかで真実の確かなものは日々に成長している。
2008.2.22
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