再調査など不要
2012年1月10日
北野光夫氏、ブログ転載
9日、中井元拉致問題担当相が、中国国内で北朝鮮側と極秘接触
したことが明らかにされました。
内閣支持率が30%まで落ち込み、解散総選挙もちらつく中で、
何とか支持率を上げたいということかもしれません。
専門家の中には、拉致を指示した金正日が亡くなったことで、
交渉のチャンスであるかのように言っている方も
いらっしゃいますが、
北朝鮮は拉致は解決済みとの立場を堅持しており、
まだ権力の掌握も十分ではない金正恩が父親の
責任にして拉致被害者を返すとも思えません。
再調査を要求したと伝えられていますが、
何を調査するのでしょうか。
調査をしても、偽物の遺骨が出てくるのが関の山です。
それと引換えに経済制裁を緩和すれば、ますます
全体主義国家の延命を許すことになります。
調査など不要であり、拉致した方々を
無条件で返せと迫るべきです。
そもそも他国民を拉致するようなテロ国家との
交渉など、不要だと思います。
また、北朝鮮は現在、韓国には
非常に強硬な態度を示しており、
日本が北朝鮮に対し融和的になれば、
韓国を孤立させることになります。
大統領選挙を前にしてハンナラ党の支持率を下げ、
左翼政権誕生に貢献することにもなってしまいます。
私は、現段階での日朝交渉は
百害あって一利なしだと思います。
kitano
http://kitano-mitsuo.com/blog/2012/1257.html
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