中国人工島の「都市化」着々
2018年8月2日 22時49分 http://news.livedoor.com/article/detail/15104406/ 産経新聞
南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島で、
中国が着々と施設を構築し軍事拠点化を進めている実態が、
フジテレビが2日までに入手した映像=写真(フジテレビ提供)=で明らかになった。
7月後半に撮影されたスービ(渚碧)礁とされる映像では、数階建ての建物が並び「都市」を形成している様子が分かる。
近くには3千メートル級滑走路やドーム形レーダーもあった。(シンガポール 吉村英輝)
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南シナ海の中国軍事施設「ほぼ完成」米シンクタンクが分析
スプラトリー諸島のファイアリークロス(永暑)礁、ミスチーフ(美済)礁とスービ(渚碧)礁の各人工島で、
作戦機24機が収容できる格納庫の建設が終了していることが確認された。
また、ファイアリークロス礁では爆撃機などの大型機3機を収容できる格納庫が完成したほか、
ドーム式レーダー施設も複数設置された。ミスチーフ礁では最近建設されたミサイル格納シェルターに開閉式の屋根が取り付けられた。
スービ礁では、空爆やミサイル攻撃の探知を目的とする高周波レーダーとみられる設備が確認された。
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