迫り来る北朝鮮の3回目の核実験――
憲法改正に向け、「最後の決断」の時
[HRPニュースファイル259]転載
2012年5月1日
5月1日、野田首相は、北朝鮮が先日のロケット発射に次いで、
過去の例に倣って近い将来、核実験を行う「可能性が大きい」と
述べました。(5/1 ウォール・ストリート・ジャーナル
「北朝鮮は近い将来核実験行う可能性高い=野田首相」
⇒ http://goo.gl/Ow6Ya)
実際、北朝鮮は2006年にミサイル発射実験を実施した3カ月後に
核実験を行っており、また、09年に発射実験を行った際も、
1カ月後に核実験を行なっていることを考えると、核実験が近い
ことは容易に予想されます。
また、4月30日付の韓国紙・中央日報は、消息筋の話として、
北朝鮮が早ければ今週中に3回目の核実験を強行する可能性がある
との見方を米国政府が韓国政府に伝えたと報じています。
(4/30 時事「北朝鮮、今週にも核実験=ウラン型か-米が見解」
⇒ http://goo.gl/KggCZ)
北朝鮮の核実験に関しては、月刊『ザ・リバティ』6月号誌上で
長谷川慶太郎氏が、
北朝鮮ミサイルの打ち上げ実験の失敗を正確に予告した上で、すぐに
3回目の核実験を行うであろうと述べています
(記事収録は4/11、ミサイル発射は4/13)
北朝鮮は傷ついた威信を回復すべく、新たな強硬策に出る可能性が
高く、実際に核実験場で新たなトンネルを掘る作業が確認されており、
3度目の核実験を行う恐れを同誌編集部も指摘しています。
一方、長距離弾道ミサイル打ち上げ失敗により、北朝鮮の未熟な
技術が露呈し、ある種の安堵感を感じた日本人がいたとすれば、
その判断は非常に危険です。
北朝鮮は、すでに韓国向けには、射程の短いスカッドミサイルを
配備しています。同様に日本を、ほぼまるごと射程に入れている
ノドンミサイルもすでに多数実践配備されています。
(平成23年度『防衛白書』⇒ http://goo.gl/1F4ME)
ゆえに、核の小型化が完成した段階で、日本に対していつでも
核ミサイルを打ち込める状態となり、長距離弾道ミサイルの実験が
成功するか失敗するかに関わらず、わが国にとっては一段と
脅威が増します。
一昨年11月、北朝鮮のウラン濃縮施設を訪れたアメリカの
専門家(核物理学者のヘッカー元ロスアラモス国立研究所長)は、
「北朝鮮は効率的な機材を使っており、核開発計画はイランよりも
ずっと進んでいる」「北朝鮮は現在、核兵器を持っているが、
ミサイル搭載用を開発するには核実験がもう1回は必要だろう」と
警告しています。(2011/9/10 共同通信)
3回目の核実験で、ミサイルに搭載可能な小型核弾頭が完成に近づけば、
日本は国家存亡の危機の瀬戸際に追い込まれることを意味します。
韓国も同じであります。
日本は北朝鮮の長距離弾道ミサイルより、「核の小型化」をこそ警戒
すべきです。核ミサイルで恫喝されるわけですから、経済制裁等
すべての対抗策が無力化されることになります。
だからこそ、北朝鮮の核ミサイル保有は、全力で阻止しなければなりません。
しかし、日本政府からは、そうした意志が全く感じられません。
米中からも、現状では北朝鮮の核ミサイル配備を本気で阻止しようという
強い意思は感じられません。
こうした状況下にあって、日本は「自分の国は自分で守る」防衛体制の
整備が急務ですが、残念ながら、現在の憲法9条下では、中国の脅威や
北朝鮮の核ミサイル攻撃から日本を防衛するのは不可能に近いと
言っても過言ではありません。
日本国民の生命・安全・財産を守るためには、日米同盟をさらに
強化・深化させるとともに、日本国憲法第9条を早急に改正し、
中国・北朝鮮の軍事的脅威と対峙しうる国防体制の強化が急務です。
つきましては、幸福実現党は憲法記念日の明日5月3日(木・祝)、
「憲法を変えて日本とアジアの自由を守る!国民集会&デモ」を
東京・日比谷で協賛開催し、全国に憲法改正のうねりを起こして
参ります!⇒ http://goo.gl/zq8Dn
国民一人一人の憲法改正を求める声が高まってこそ、
日本の間違った未来を変えていくことができます!
ぜひ、明日の国民集会&デモに、多くの皆さまのご参加を
お待ち致しております!(文責・河田成治、加納有輝彦)
執筆者:加納 有輝彦 (18)
幸福実現党 岐阜県本部幹事長
公式サイト: http://kanoh-yukihiko.com/
。
核実験やミサイル発射を行い、
他の国を脅し、甘い汁を吸おうと
画策している。
日本政府が憲法第6条の改正に
踏み切らない限り、
北朝鮮の暴走は止まらないだろう。
次に撃ってくるミサイルは、
日本海どころか、
日本本土に着弾してしまうかもしれない。
日本国憲法では、先制攻撃を認めていない。
やられてからでないと、やり返せない。
暴漢に対して、ナイフで刺されてからでないと、
反撃できないのと同じだ。
なんとも、歯がゆいばかりだ。
早急に、憲法第6条の改正を執り行わないと、
大変な事態になってしまう可能性がある。
そうなってからでは、取り返しがつかない。
現在の自衛隊をきちんと軍隊と認め、
近代的兵器を、どんどん取り入れるべきだ。
核兵器もその例外ではない。
自分の体は自分で守るように、
自国はきちんとした軍備によって
守るのが筋だ。