与国秀行
@yokuni77
古代ギリシャにおいて、戦士エルは、戦場から遺体となって故郷に帰ってきました。
すでに死後2週間近く経過しているために、他の遺体は腐敗していく中で、
なぜか戦士エルの遺体だけは少しも腐敗しませんでした。
火葬しようと火を着けたら、エルが甦り、目を覚ましたので、人々は驚きました。
しかし「復活したエル」の話を聞いて、人々はもっと驚くのです。
なぜならエルは、この世ではない、別の世界に行って、様々なものを見てきた、というからです。
エルは、臨死体験の中で、天国に帰っていく人も見れば、生前、悪知恵が働いて、
法律では裁かれなかった人が、厳しい地獄に落ちていく光景も目のあたりにしました。
さらにエルは、人が生まれ変わる光景も見てきました。彼の話によれば、
その人の人生における心に見合った生まれ変わりが行われていたそうです。
「天国地獄はある、生まれ変わりもある、そして自らの心に基づいて、自分の行先としての
天国地獄は決まり、そして生まれ変わりも決まってくる」、それが真理なのです。
哲学や宗教が教えてきたものとは、こうした永遠に変わることのない真理なわけです。
この戦士エルの話を、哲学者プラトンは『国家』という政治的な書物の一番最後に収めました。
それはおそらく、国家を平かに治めていくためには、政治によって、様々な法律を作ることも
大切ではありますが、しかし真理を世の中に打ち立てることによって、
一人一人が自らの心を正すことによって、国民それぞれが、地獄的な心を天国的な心に変えていく
ことによって、国家は平和的に治まっていくのだ、こうしたことをプラトンは後世の私たちに
伝えたかったのでしょう。
そのように私は教わりました。
さて今回、ご紹介するのは前回に引き続き、臨死体験の動画なのですが、この人物は「地獄」と
いう存在が、一体どんな恐ろしい世界であったのかを、少し垣間見てきたのです。
ある『無神論者の臨死体験』です☟
古代ギリシャにおいて、戦士エルは、戦場から遺体となって故郷に帰ってきました。
— 与国秀行 (@yokuni77) April 18, 2023
すでに死後2週間近く経過しているために、他の遺体は腐敗していく中で、なぜか戦士エルの遺体だけは少しも腐敗しませんでした。
火葬しようと火を着けたら、エルが甦り、目を覚ましたので、人々は驚きました。… pic.twitter.com/EYm3hvuTIS
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