理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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「メタンハイドレート革命」でエネルギー自給の道を創れ

2013年08月12日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

「メタンハイドレート革命」で

エネルギー自給の道を創れ!

   [HRPニュースファイル725]転載


 ◆エネルギー自給は日本の長年の課題

日本が近代化する過程で抱え続ける未解決の課題、
それが「エネルギー資源の自給」です。

戦前、産業発展によって強国化する日本を恐れたアメリカが、
石油の対日禁輸等の措置を取り、日本は「自衛」のために
戦争に追い込まれた――

これこそが「欧米の植民地主義からのアジア解放」という目的と共に、
大東亜戦争開戦の背景にあります。

現在も、中国が南シナ海の実効支配を着々と進めており、いつ
シーレーンが分断され、日本の石油輸入が断たれるか、
予断を許さない状況です。

しかしながら、日本は相も変わらず、エネルギー資源のほとんどを他国から
の輸入に依存し続けているのが現状です。

 

 ◆メタンハイドレートとは?


そんな中、日本にエネルギー革命をおこすと言われる「メタンハイドレート」
が近年、脚光を浴びています。

「メタンハイドレート」とは、「燃える氷」と呼ばれ、天然ガスの主成分
であるメタンガス(メタン分子)を水分子が低温・高圧状態で結晶化したもの
を指します。

水とメタンを分解すれば、今すぐ天然ガス火力発電所で燃やして発電する
ことができ、また都市ガスとして各家庭で使うことも出来ます。

日本の周辺海域で既に天然ガス国内消費量の100年分以上はあるだろうと
言われています。

自給体制が整えば、現在のように輸出国の言い値で資源を輸入し、高い電気代
やガス代を払う必要がなくなります。

電気・ガスのコストが格段に安くなることで日本経済を下支えし、更に
日本が天然ガスの輸出国になることも夢ではありません。


 ◆探査が進むメタンハイドレート


実際、太平洋側を中心にメタンハイドレートの実用化に向けた探査が
着々と進んでいます。

2013年3月には、愛知県沖の南海トラフ海域において、海底下の地層の圧力を
下げ、メタンガスを水から分離して取り出す「減圧法」によって産出試験が
成功。世界初の快挙となりました。(8/7 フジサンケイビジネスアイ)

一方、日本海側でも2013~15年度に海底調査が計画されており、7月まで
新潟県、石川県沖合の2カ所の海域で音波を使って水深500~2000メートル
の海底を探査し、資源量などの調査が行われています。(8/8 建設工業新聞)

また、今まで発見されている場所以外にも、メタンハイドレートは
日本海海域全体に存在する可能性が高く、「日本海側のメタンハイドレート
こそが日本にとって大きな希望となる」という説が近年、有力となっています。


 ◆日本の希望――日本海側のメタンハイドレート


青山千春氏は著書『希望の現場メタンハイドレート』(ワニプラス)の中で、
太平洋と日本海のメタンハイドレートの違いについて次のように述べています。

「太平洋側のメタンハイドレートは主に、深い海底の更にそこから
300~700メートル掘っていって、ようやく見つかります。

しかもメタンハイドレートが分子レベルで砂とまじりあっている。
当然、見つけにくく採りにくく、更に砂と分けるのにコストがかかる。」

「対照的に日本海側は主に、太平洋側よりずっと浅い海底にメタンハイドレート
がそのまま露出しているか、せいぜい100m以内を掘れば存在し、純度90~99%
の白い塊で存在しています。」

要するに、日本海側の方がコストは格段に安いということです。

更に日本海側は熱分解起原のメタンハイドレートであるため、地球が動いて
いる以上、日々、新しく生成される可能性があります。

まさに「無尽蔵」に湧き上がる宝物が、日本海側の海底に膨大に眠って
いるのです。


 ◆メタンハイドレート実用化を阻む大きな壁


しかし、日本海側のメタンハイドレート開発を阻む大きな壁が存在します。
それは「既得権益」の壁であります。

2001年に組織された官民学共同のMH21が中心になって研究開発が
進められています。

その研究対象である太平洋側に予算を付けたことで、その後、新たに確認
された日本海のメタンハイドレートが有望であっても、MH21に関係する官僚や
民間業者、学者等の既得権益が頑強に抵抗し、長年、進展を見せなかった
経緯があると言われています。

実際に、太平洋側には今まで500億円を超える予算がついていますが、日本海側
の開発には2013年に入ってようやく11億円の予算がついた状況です。


 ◆実用化の道を拓く気概ある民間分野


一方で、日本の民間部門は、メタンハイドレートの実用化に向けて積極的です。

例えば、清水建設は日本海側と同じ表層型メタンハイドレートの採掘方法を
ロシアと共同開発しています。

また、大林組のプロジェクトチームは、メタンハイドレートと大陸棚を活用
した「地底黄金郷建設構想」といった壮大な地下都市開発を首都圏沿岸部
の大陸棚をモデルに本気で検討しています。
(『俺たちに不可能はない』中経出版)


 ◆メタンハイドレートの本格実用化によって日本は大きく変わる!

民間には、メタンハイドレートの本格実用化に向けた大きな構想力と高い
技術力が既にあります。


後は、日本政府がリーダーシップを取り、メタンハイドレート開発の領域
で世界ナンバーワンを採る大きなビジョンで民間を主導する姿勢が必要です。

原発再稼働と共に、メタンハイドレートの本格実用化が早期に実現すれば、
日本にとっては「鬼に金棒」であり、経済成長の大きな原動力となるでしょう。

「メタンハイドレート革命」は、日本を取り巻く外交・安全保障環境を劇的
に変化させ、日本を「世界のリーダー国家」へと押し上げる推進力になります。

あとは政治家がどれだけ既得権益のしがらみにとらわれず、一刻も早く
メタンハイドレートの開発を断行するかにかかっています。

しかし、現状、既得権益や官僚などのサボタージュ、日本のエネルギー自給
を疎む海外の圧力等に、安倍自民党が絶えられるかどうか、はなはだ疑問を
感じます。

今こそ、日本の国益のため、未来のために、しがらみにとらわれず、チャレンジ
していく力が必要です!

(文責・幸福実現党山形県本部 城取良太)
☆゜・*:.。. .。.:*・゜

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (泣き虫ウンモ)
2013-08-12 20:34:14
日本のエネルギー自給を疎む海外の圧力?
米国のシェールガスと石油メジャーですかね?
よく分かりませんが、政治家の既得権益は、太平洋側の政治家と日本海側の政治家の争いですか?
もし、そうだとしたら、愚かしいですね。
マクロの視点で取り組んでいただきたいものです。
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