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大川隆法総裁法話「生き通しの生命」より抜粋
(『生命の法』第5章 所収)
宗教はいろんなことを教えているんですけれども、いちばん大事なことは何か。
いろんな教えがあって、悟りというものもいろいろあるけれども、そのなかで
いちばん大事なことは何なのかというと、みなさんこの世に生きていろんな悩みが
あるけれども、「自分の生命というのは生き通しなんだ」と「生き通しの生命」なんだと。
「自分が持っている、授かっているものは『生き通しの生命』なんだ」ということを
悟ることが大事なんだと。「これを悟った人は、一生の宝を得たのと一緒なんだ」
ということですね。
ところが、生きながらこの「生き通しの生命」ということに、ついに考えが届かず、
そう思わないで「人間はこの世で迷って悩んで苦しんで、朽ち果ててそれで終わりなんだ」
と思っている人にとっては、この世は「苦しみの世界」以外の何ものでもないんです。
単なる苦しみなんですよ。往々にしてこういう人生を生きているのが大多数の人間な
んだけど、「いや、そんなことはないんだ」と。「人間というのは『生き通しの生命』
というのを持っているんだ」と。「人間は〝死んでも死なない〟んだ」と。
「〝死んでも死なない〟んだ。それが自分の本質なんだ」と。
「人間は 生まれる前も立派な一人前の神の子仏の子としての魂を有しているけれども、
死んでからあとも、やはり生き通しなんだ」と。そして「この世の数十年の人生って
いうのは、無駄な人生じゃないんだ」と。生まれる前と生まれるあと、共に「光り輝く自分」
であるんだけども、この数十年の職業経験、人間関係、家庭の経験 、いろんなものを
通して、さらに教育を受けているんだ。魂の教育を受けてこの世を去る。
去ったときには、今回のあなたの名前でもって享けた人生が一つの記憶になって
「魂の記憶」になって遺る。その経験をしなければ、そういうものはなかったであろう。
いまの時代に生まれたならば、おそらくは過去に経験のない新しい職業、仕事というのも、
きっと経験しているでしょう。
あなたがたが昔、日本やその他の国に生まれたときには、おそらくそういう職業経験を
したことのない経験を いましているはずです。生活も便利です。外国の人たちとも
お付き合いすることができます。仕事もできます。共に楽しむこともできます。
そういう時代に生まれて新しい経験を積んで、この世を去るということは、幸福なことなんですね。
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番組紹介
一人でも多くの方に幸せになっていただきたい―。
そんな願いを込めて、週末の朝にお届けしているラジオ番組「天使のモーニングコール」。
1991年10月の放送開始以来、30年にわたって、多くのリスナーたちに愛され続けてきました。
人間の生命の秘密【大川隆法説法集 Vol.13】