https://guevara3d.xsrv.jp/tradeblog/niqab-is-banned-in-denmark/ より
顔認証システムもすり抜けるイスラム教徒の女性にデンマークが罰金刑を適用
2018年8月6日
議会の建物の前に立つニカブを着用した女性=5月、コペンハーゲン/MADS CLAUS RASMUSSEN/AFP/Getty Images
顔ベール着用で罰金刑、初めての適用 デンマーク
2018.08.05 Sun posted at 15:21 JST
(CNN) 北欧デンマークの警察当局は5日までに、顔を覆い隠す衣類を着用していたとして28歳女性に
1000デンマーククローネ(約1万7000円)の罰金を科したと発表した。
同国では今年5月、この種の衣類を使用することを禁じる法律が可決され、今月1日に施されていた。
罰金が適用された事例は今回が初めて。
~以下省略~
ニカブとは目だけを見せる、イスラム教徒の女性用ファッションである。
日本の忍者の服装に似ており、見方によっては格好が良く見え、ブスでも美人と錯覚をさせてくれる優れものの衣装である。
欧州諸国でこのニカブやその他の顔全体を隠すイスラム教徒の女性の衣装が公共施設などで着用禁止となり、ファッションなどは個人の基本的な自由に属すし、宗教的な理由があるのだから国が禁止するのは如何なものだろうか、という議論が沸き起こっている。
ニカブあたりはまだ何となく目の表情から顔つきを読み取ることが出来そうだが、アフガニスタンで用いられている民族衣装のブルカとなると、目の部分も網状になっていて完全に隠れているため、顔色を伺うことさえ出来なくなる。
サウジアラビアで女性が外出時に必ず着用することが法律上義務付けられているアバヤという衣装なども同様の欠点が指摘される。
総じてイスラム教徒の女性のファッションは、イランの顔だけ出して体全体を隠すチャドルと呼ばれる服装や、スカーフのような布で頭髪を隠すヒジャブ以外はコンピュータの顔認証システムもすり抜けてしまい、テロリストと区別がつかなくなってしまうから厄介だ。
日本はまだ比較的安全な国だから、イスラム教徒の女性のファッションには無頓着でいられるが、EU諸国では現実に無差別テロに見舞われており、個人の自由も一定程度制約を受けるのは止むを得ないだろう。
確かに宗教的差別ではないかという意見も出て来るのだが、やはり「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、非イスラム圏の国々では「顔を全面的に隠すベール着用を禁止」となるのは仕方がないように見える。
それが嫌ならば禁止されていないイスラム圏に住めばいいことだ。
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