鳩山氏は講演で「最小不幸社会の実現」を否定し
「『最大多数の最大幸福』の方が、
より幸せを求めている政治のように思う」と述べた。
鳩山前首相、菅首相のスローガンを「イメージが暗い」と批判
日米関係は「悪くない」 東大学園祭で講演http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101122/stt1011220103000-n1.htm 転載
民主党の鳩山由紀夫前首相は21日、母校である東大の学園祭
で講演し、菅直人首相のスローガンである
「最小不幸社会の実現」を「イメージが暗い」などと批判した。
柳田稔法相に対する問責決議案問題など政局への直接の言及は
控えたが、内閣支持率が急降下した菅政権への不満を表明した
格好だ。
鳩山氏は講演で「あまり菅政権批判してはいけませんから…」
としながらも、「菅内閣が何をしたいのか。自分のやりたいこと
をもっと堂々と言えばいいと思う」と苦言を呈した。
首相のスローガン「最小不幸社会の実現」を否定し、
「『最大多数の最大幸福』の方が、より幸せを求めている
政治のように思う」と述べた。
さらに「理念としての友愛を、政府として堂々と掲げて
いくべきだ」と述べ、鳩山政権のスローガンだった「友愛」
を採用するよう勧めた。
講演会場は約500人の学生らで満員となり、鳩山氏は
“舌好調”に。不用意に米軍普天間飛行場の県外・国外移設
を持ち出したことで、米国との間に亀裂が生じたことについて、
「メディアでは、鳩山が日米関係をめちゃめくちゃにしたと
いう記事がたくさん出ているが、めちゃくちゃになっていない」
と反論した。
現在の日米関係についても「決して悪い状況ではない」と
強調し、その例として自身が21日早朝に米国大使館を訪ね、
アメリカンフットボールの試合をルース駐日大使と一緒に
テレビ観戦したエピソードを紹介した。
鳩山氏は講演後、学園祭で行われていた野外コンサート
に飛び入り参加したり、約20分間にわたって学生らと
握手して回るなど終始ご満悦だった。(山本雄史)