自由主義国は「中国の夢」を打ち砕け
リバティニュースクリップ 5/30より
http://www.the-liberty.com/
強まる中国政府の締めつけ
自由主義国は「中国の夢」を打ち砕け
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6104
一党独裁体制に不満を抑えきれない中国国民が増える一方、中国政府に
よる国内の締め付けが強まっている。
重慶の市民7人が28日、北京のアメリカ大使館前に現れ、地方政府による
強制立ち退きや暴行などの実情を訴え、訪中しているドニロン米補佐官に
直訴の手紙を渡そうと試みた。しかし、彼らは私服警官に逮捕され、
バスに乗せられ、運ばれてしまったという。(29日付産経)
当ブログ「この国は腐りきっている」重慶市の7人、
訪中の米大統領補佐官に直訴も拘束
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/e18bdd8feb3cc7ed34dfa6ae7ec0fd03
また、同日、化学工場に対する反対デモを封じこめようと躍起になっている
雲南省昆明市当局が、市民がスローガンを書いてデモに参加することを防ぐ
ため、白いTシャツを購入した人に店側に実名を申告することを義務付けた。
少し前には、デモの参加者がマスクにメッセージを書いて抗議したため、
マスクを売る店に、実名の記録を義務付けたが、市民からの批判を受けて
撤回したばかりだったという。(29日付東京新聞)
こうした報道を見るにつけ、中国政府が、いかに人々の自由というものを
軽く考え、簡単に奪ってしまうかが分かる。ノーベル平和賞を受賞した
劉暁波氏は、複数政党や三権分立の必要性などを主張しただけで刑務所に
送られ、いまだに出てこれないでいる。
また、昨年4月、軟禁されていた自宅から脱出してアメリカに亡命した
盲目の人権活動家・陳光誠さんが、長年、自由を奪われていた理由は、
一人っ子政策のために強制的に行う人工妊娠中絶などは止めるべきだと
主張しただけだ。
こうした当たり前のことを主張しただけで捕まってしまうのが今の中国
なのである。現在、中国では、デモや暴動の数が年間20万件にも及ぶと
言われており、近年では、軍事費よりも国内向けの治安維持費が高くなっ
ている現状もある。国民の不満は爆発寸前なのではないか。
習近平・国家主席は、政権発足以来、対日強硬姿勢を強めているが、こう
した国内の不満をそらすために、日本を槍玉にあげているという点も
見逃せない。だが本当に国民の幸せを考えるのであれば、統制や抑圧を
強めるのではなく、国民が自由を享受できる社会を目指すべきだ。
「中国の夢」をスローガンに掲げる習氏だが、その夢が国民を恐怖で支配し、
周辺国を侵すものであれば、自由主義国は力を合わせ、徹底してその夢を
打ち砕かなければならない。それが、中国の人々をも幸せに導くはずだ。
(徳)
【関連記事】
2013年5月27日付本欄
台湾・民進党が中国に民主化求める 日本も台湾と手を携えるべき
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6097
2013年4月21日付本欄
中国国民の8割が政府を信用していない
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5909
◆印シン首相が日本に"ラブコール" 日印同盟の構築を進めよ
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6105
来日中のインドのシン首相は28日、都内で開催された経済団体の会合で、
日本企業の対インド投資が「日本企業にとって成長とグローバル化の好機に
なる」「インドは日本の技術と投資を必要としている」と述べ、同国の経済
発展には日本の投資が不可欠であるとの見方を示した。
日印両政府の間では、これまでに日本からインドへのインフラ輸出の計画
が話し合われてきた経緯があり、特に鉄道事業の分野で活発になっている。
人口の多いインドでは、交通渋滞や環境問題が経済発展の大きな障害と
なっており、輸送効率がよく環境負荷が少ない鉄道の整備が急務だ。
具体的には、最大都市ムンバイと工業都市アーメダバードを結ぶ高速鉄道
計画があり、フランスなどからの売り込みがあったなか、今回、日本の
新幹線への絞り込みがなされたようだ。日本の新幹線の高い安全性やコスト
パフォーマンスの良さが評価されたと見られる。
また、ムンバイの地下鉄建設についても、総事業費の約16%にあたる710億
円の円借款(貸し付け)を日本政府は表明している。このほかにも、IT産業
を支える理工系人材の教育施設や開発が遅れている同国南部への投資資金
を順次増やしていくという(29日付日経新聞)。
日本が高いインフラ技術を輸出することは、インドの様々な産業の土台を
築き、雇用も生み、インドの人々の生活を豊かにしていくことにつながる。
もちろん、日本企業の社会的信用や国際競争力が高まり、その結果、日本
経済も潤う。
また、こうした日印両国の強い結びつきは、経済のみならず、安全保障にも
つながる。
インドは、国境を接する中国との間で、たびたび緊張状態が生まれているが、
最近もインド領に中国側が侵入するなどの問題が取り沙汰された。
かたや、日本でも尖閣問題をはじめ、中国は大きな脅威となっている。財政
赤字で苦しむアメリカがアジアから引き始めた今、日本は核保有国である
インドとがっちりと手を組むことの重要性を理解して、中国を念頭におい
た日印同盟を進めるべきだろう。
日本政府は、こうした好機をしっかりとモノにして、日印両国の発展、
周辺地域の安定のために力を尽くすことを期待したい。(原)
【関連記事】
2013年5月22日付本欄
タイで水サミット 日本はインフラ輸出で国際貢献を
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6057
2013年5月21日付本欄 中印首脳会談 中国が友好を演出
インドは国力を中国包囲網に役立てよ
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6054
◆ロシアの人工ボディ製造計画 「アバター」の世界が現実に!?
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6103
アメリカの大ヒット映画「アバター」といえば、遺伝子操作による人工の
肉体に魂を転移させる話だが、ロシアでは同様の人工ボディ製造計画がすでに
始まっている。その名も「アバター」計画。映画にちなんで名付けられた。
この計画を発足させたのは、ロシアの企業家ドミトリー・イツコフ(32歳)。
彼は、財団「2045 イニシアティブ」で30人の科学者を集め、2045年までに
「アバター」を完成させる予定だ...
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