https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM250VH0V20C21A1000000
2021年1月26日
トランプ前米政権で国務長官を務めたポンペオ氏は退任間際の19日、中国政府による新疆ウイグル自治区における少数民族ウイグル族らへの弾圧を国際法上の犯罪となる「ジェノサイド(民族大量虐殺)」に認定すると発表した。バイデン新大統領が次期国務長官に指名したブリンケン氏もこれに同意すると明言している。
米国は大統領が交代する先行きを見通しづらい時期に、中国が内陸部で行っている残虐行為にどこの国よりも最も厳しい表現を用いた。これを受けてバイデン政権と中国との間で緊張が高まり、2国間関係がさらに困難な状況に陥りそうだ。
ポンペオ氏による「ジェノサイド」という文言の使用は、正式な法的判断を示すものではない。イスラム教徒が多数を占めるウイグル族への中国の弾圧に対して、制裁を発動するためのさらなる行動をバイデン氏が義務付けられるわけではない。
トランプ前政権はすでに中国の様々な政府機関や企業、当局者に対して経済的な制裁を科しているほか、査証(ビザ)の発給を制限している。新疆ウイグル自治区トップの陳全国・共産党委員会書記も制裁の対象に含まれる。同氏は党政治局員だ。今月には、同自治区の主要産品である綿製品とトマトや関連製品の輸入を米国は禁じた。生産するにあたり、中国がウイグル族に強制労働を課した疑いがあるためだ。
しかし、ポンペオ氏のジェノサイド認定発言とブリンケン氏の同意は、米国のウイグル問題を巡る姿勢の変化を示している。同自治区では、ウイグル族を含むイスラム教徒100万人以上が「過激思想を矯正」するために強制的に施設に収容されている(過激思想とは実際には、民族の文化や教義に誇りを示すことを指す場合が多い)。そしてウイグル族の人口増加を抑制するため、女性には不妊手術や中絶手術を強要している。
「ジェノサイド(民族大量虐殺)」には広義の解釈も
国務省の法律家らは、「ジェノサイド」が適切な文言かどうかについて協議をした。ジェノサイドは辞書では通常、人々や民族の大量虐殺と定義されており、新疆ウイグル自治区で中国による大量虐殺があったという訴えはない。だが、国連総会で採択された「集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」の定義はかなり幅広く、殺害の事実がなかったとしてもジェノサイドに当たることがある。
たとえば「出生を防止することを意図する措置」は国家的、民族的、人種的または宗教的な集団の「全部または一部を破壊する」意図をもって行われる限り、ジェノサイドに当たる。したがって、そうした意図をもって集団の一員に「深刻な精神的危害」を加えることもジェノサイドの一種ということになる。
以下
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM250VH0V20C21A1000000
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https://sn-jp.com/archives/28269
#ウイグル人 の子供たちが #中国共産党 によって両親から強制的に分離され、国の寄宿学校または孤児院に連れて行かれる最後のシーン!
— Yu ちゃん (@Yu15039988) January 26, 2021
二度と両親に会えないことを感じとった子供が手振って「ママ~」と叫ぶ声がBGMの向こうから聞こえてきます!
両親や子供を思うとあまりにも無慈悲で心が痛みます! pic.twitter.com/l38ppMwEHB
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アメリカ、中国のウイグル族「虐殺」を認定
https://sn-jp.com/archives/27340
▼記事によると…
・ポンぺオ米国務長官は19日、中国が新疆ウイグル自治区でウイグル族などイスラム教徒の少数民族に対し「ジェノサイド(民族大量虐殺)と犯罪」を犯したことを認定したと表明した。
ポンぺオ長官は声明で、入手可能な事実の精査を経て認定に至ったとした上で、「ジェノサイドが継続していると確信している。中国と中国共産党によるウイグル族壊滅に向けた組織的な攻撃を目の当たりにしている」と言明した。
政府高官によると、ポンぺオ長官は新疆ウイグル自治区における中国政府の政策や慣行、虐待に関する文書を精査し、少なくとも2017年以降にこうした行為が行われていたと判断したという。
1/20(水) 3:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf598dd8e73c071941b5665b03c64c5a51433b8
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