産経ニュース 2016.7.29 21:5 0http://www.sankei.com/politics/news/160729/plt1607290045-n1.html より
【東京都知事選】七海ひろこ氏街頭演説詳報(22日)「消費税5%特区、24時間都市を」「話し合ってわかるなら拉致被害者はとっくに帰ってる」
今回の都知事選は政治と金の問題から始まっている。都知事選のキモだと存じます。
東京は日本の中で10%もの人口を占めています。日本の経済を牽引(けんいん)しています。
一人一人が血の涙を流して、汗を流して働いて下さっている皆さんが日本の経済、
東京の経済を回して下さっている。
都民は租税負担率が全国でナンバーワンです。地方交付税の還元率は最低です。
年間、皆さんが200万円税金を納めても、サービスは60万円しか返らない計算です。
地方に目を向けると、40万円程度、税を納めて、100万円のサービスを受けることができる。
おかしいと思いませんか。地方のためにこのような仕組みを作った戦犯はいったい誰でしょうか。
東北の知事をされた増田寛也さんです。総務大臣のとき、「一極集中したら地方が貧しくなって
しまう」と2007年から2008年に、地方交付税特別枠を作りました。東京で消費をして
毎年3200億円の税金を地方に持っていってしまう。その仕組みを作ったのは増田さんであります。
都知事はベテランでないと務まらないと思っている方もおられると存じます。
しかし、東京都から3200億円も、ぶん取ってきた人に東京都知事を任せられますか。
今回、都知事選に立候補させていただきました。
皆さんと一緒に民間のパワー、都庁の職員の皆様の力をお借りして、地方に流れているお金を
都民のために、それをしっかりとお約束させていただきます。
そのために固定資産税の減免、法人税の軽減、それをしっかりやって、若い世代の声、
女性の声を届けて参りたい。
都知事になったらやりたいことがございます。消費税5%特区を国に働きかけていきたいと
思っています。財源はどうするんだ。財政赤字はどうするんだという声があることも分かっております。
ですが、100兆円あった財政赤字を解消するために竹下内閣が1989年に導入しました
消費税ですが、今は財政赤字は1000兆円になっております。
これを国内総生産(GDP)の20%を賄っている東京都において、5%特区を作ることによって
お金が回っていくようにしたいと思っています。
世界ナンバーワンの日本の首都、東京を作って参りたいと思っております。
そのために東京の交通網24時間化を実現させます。猪瀬知事のときは難しかった。
なぜでしょうか。バスを24時間走らせても、地下鉄が動かないと、人が動けないからです。
バス、JR、地下鉄をすべてつなげて、企業様とお話しをさせていただいて実現して
参りたいと思っております。
ニューヨークはすでに実現しています。ニューヨーク、ロンドン、パリはやっています。
東京では難しいという声、重々承知しています。しかし、一部のチャレンジから始めながら、
2020年、東京24時間、ニューヨーク、ロンドン、パリを超える魅力ある24時間都市を
作って参りたいと思います。
世界のマーケットと24時間、闘っていらっしゃる方がいます。日本のマーケットが終わって
しまっていても、ニューヨーク、ロンドンの市場が始まって、寝ることもままならずに
ブルームバーグを見ている方もいらっしゃると存じます。
僕の時間はニューヨーク時間、私はロンドン時間、いやムンバイ時間。そんな皆さんが、
あふれ出すような通勤ラッシュ、早朝出勤をされている方もいらっしゃると存じます。
深夜3時に出勤するんです。世界のマーケットに合わせて出勤できれば、つらい
通勤ラッシュから解放されます。24時間化されれば、丸の内のカフェが24時間稼働
されるようになります。新しい雇用、サービスが生まれます。
そこに消費税が5%になったらどうなるか。経済が回って参ります。
新人ではございますが、1票、七海ひろこと書いて、東京都知事に押し上げていただきたいと思います。
世界一の東京を作って参ろうではありませんか。
職場で闘っていらっしゃる皆様。そんな皆様が丸の内で闘っていらっしゃいます。
丸の内の今の輝きを作ったのは東京都の決断でございます。1300%だった容積率を、
三菱地所がやるなら、と容積率を1700%まで緩和しよう、東京都がそう決断を下して下さいました。
今はたくさんのブランドショップがあります。週末も、夜間もおしゃれな街になりました。
既成の容積率の緩和、東京都の決断、素晴らしいと思います。
皆様が帰っていく街も今は街灯が少なく、暗い。そんな街も容積率を緩和すれば、
ビルが並ぶようになります。
マンションやビルが並ぶ街並みを七海ひろこと作っていこうではありませんか。
東京の未来を作っていくのは七海ひろこと確信しております。
東京には様々な立場の方が住んでいらっしゃいます。人に優しい東京を作って参りたい。
東京は一方で、インフラ整備への関心は高くないというデータもあります。
世界中の方との交流のために、東京都民も移動しやすい。そんな都市を作りたいと思います。
30代に何ができるか、というお声もいただきました。しかし私、七海ひろこ、
20代は一生懸命仕事をして参りました。エチオピアでは怖い思いをいたしました。
深夜、1人で皇居を走っていて、東京のためにお役に立ちたいと思って参りました。
皆様お一人お一人の声をうかがって、世界ナンバーワンの東京を作って参りたいと思います。
どうか七海ひろこを働かせて下さい。4年間、お任せ下さい。
中国、北朝鮮、話し合えば解決するというジャーナリストがいらっしゃいます。
話し合ってわかるなら、拉致被害者はとっくに帰ってきています。
金融市場を守っていくことが首都防衛を考えていくことです。
皆様方の未来を、七海ひろこ、お一人お一人と一緒に働かせて下さい。
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