【ガチ】アフリカ大陸が2つに割れはじめていることが判明!巨大な地割れで地震も誘発…完全分裂はいつ?
http://tocana.jp/2018/05/post_17006_entry.html 2018.05.28
突如として現れた大地の裂け目。研究者らの見解から読みとく、アフリカ大陸の驚くべき将来像――。
画像は「DailyNation」より
■家族の団らんを襲った地の裂け目
昨年3月19日、アフリカ東部に位置するケニア共和国にて、国土を貫くプレート境界線上に大規模な亀裂が生じていることが確認された。
亀裂は地震と大雨の後に生じ、幅と深さはそれぞれ約15メートルあり、全長は数キロ以上に及ぶ長大なものだ。現地では大地そのものが分かたれてしまったかのような光景が広がるが、一部の報告によると、亀裂は依然として全長を拡大し続けているという。
亀裂は誕生の瞬間に、幹線道路を引き裂いただけでなく、複数の民家をも破壊した。とりわけ、被災住民の1人である72歳の女性は、夕飯の最中に地割れに見舞われたことで、食卓を囲む家族が分断されるという、映画顔負けの衝撃的な事態に直面したという。
このたびの事象に類似した急激な地形の変化は、世界各地で散見される。そのほとんどがいわゆるシンクホールと呼ばれる陥没孔で、日本国内では2016年に福岡県で発生した市街地の陥没事故が記憶に新しい。
さりながらシンクホールの発生は、地下水による石灰岩の侵食や廃坑などの人工的な構造物の崩落などを原因としたもので、あくまで地殻の表層部における出来事である。
同国の政府は道路の機能回復を最優先し、損壊部分に岩石やセメントを流し込み急場をしのいだが、問題の根本的な解決には至らない。問題の亀裂は、地球という惑星そのものの活動に深く関わっているからだ。
画像は「DailyNation」より
■動き続ける陸地
灼熱の地球が冷え固まって、水浸しの惑星となり、そこにパンゲアと呼ばれる超大陸が形成されたのは、遠く先史時代のことである。
広い海の中にひとつきりの大陸であったパンゲアは、地球の息遣いとともに揺れ動き、ひび割れ、衝突しては隆起して、現在の五大陸へと姿を変えた。我々の目には、陸地は完全に固定されているかのように映るが、これらは地球の表皮とも言うべきプレートに乗り、いまだに動き続けている。
アフリカ大陸を例にとるならば、その大部分はヌビアプレートに根ざしているが、太平洋沿いの一部の地域は、ソマリアプレートに身を寄せている。それぞれのプレートの境目には、極めて高温となったマントルの上昇流があり、その影響でマグマが生成され活動が活発化し、生まれたてのプレートは東西に分かれて伸びてゆく。
ケニアに現れた亀裂の正体は、このようなプレートの運動に追随した、陸地の移動の証しなのである。
画像は「DailyNation」より
■アフリカ大陸の将来像
地質学者であるデイビット・アヘド氏によると、陸地が移動する速さは年に2.5センチほどであるという。
同氏はそれぞれのプレートの動きはケニア南西部のススワ山の火山活動と密接に連動しているものと分析し、もはや大陸の分裂を止める手立てはないと確信を得ている。
とはいえ、決して慌てる必要はない。アフリカ大陸が完全に分裂するのは、今より5000万年後の未来である。
イギリス、ロンドン大学群のロイヤル・ホロウェイで、断層を研究するルシア・ペレス・ディアス博士によると、大陸の分裂は、想像よりもしめやかなものとなるらしい。プレートの移動は地震を誘発する可能性があるものの、その規模は限定的であって、ケニアの一件は例外であるという。
前触れもなく亀裂が生じたため驚きを呼び起こしたが、アフリカが分裂に至るまで、今回のような劇的な現象は多くは見られないだろうと博士は述べている。
私たちがディアス博士の見解に学ぶべきは、断層にも雲泥の差があるという結論だ。仮にわが国も、複数のプレートの終点ではなく、ケニアのようにその始点に位置していたら、地球の胎動が感じられ、喜びとして捉えることもできたかもしれない。
画像は「DailyNation」より
5000万年後、日本列島が散り散りになる運命にあるとしても、地球の成長過程の“現れ”であるならば、それが問題といえるのだろうか?
(文=Forest)
Suswa Rift: Kenya is splitting
生まれてくると
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トランプ