アメリカのパニック。エボラは拡散するのか、収束するのか
2014年10月24日金曜日 転載、させていただいた記事です
http://www.bllackz.com/2014/10/blog-post_24.html
アメリカで初めてエボラ患者が出たのは2014年9月28日だ。
リベリアから来たエリック・トーマス・ダンカンが、エボラ発生国から来たことを
隠していたために対応策が後手後手となり、アメリカでは
対岸の火事だったエボラが一気に「今そこにある危機」となった。
CDC(米疾病対策センター)は自信たっぷりに「エボラは完全に封じ込められている」と宣言し、
パニックにならないように国民に呼びかけた。
ところが、エリック・ダンカンが死亡した2日後の2014年10月10日、今度はダンカンの処置に関わった
ニーナ・ファムという26歳の女性看護師が感染していることが分かった。
やはり、エボラは防護服やマスクをしていても感染するのだとアメリカ人は震え上がった。
そこに、このエボラ患者に対応した別の医療関係者が、クルーズ船に乗船していることが判明した。
10月12日のことだ。
アメリカで二次感染していったエボラ出血熱
このクルーズ船はカリブ海を旅していたのだが、アメリカ政府がベリーズに強制上陸させようとすると、
ベリーズ政府が上陸を拒絶した。
ベリーズの首相はエボラ患者を上陸させて自国にエボラ患者が出るのを恐れたのだった。
結局、この女性職員は旅船の一室に隔離されたままアメリカに戻ることになった。
アメリカのメディアはこの船舶を「エボラ・クルーズ」と名付けて連日報道したので、アメリカのエボラ恐怖は
どんどん高まっていった。
ちょうど、エボラ・クルーズの最中、さらにもうひとつのパニックがあった。
ニーナ・ファムと共に、エリック・ダンカンの処置をしていた別の看護師アンバー・ビンソンが
10月14日にエボラを発症し、隔離されたのだった。
アメリカ人をパニックに陥れたのは、この女性が前日にダラスからクリーブランドに民間航空機を
使って移動していたことだった。同乗者は132人、この全員が当局から聞き取りを受け、
現在は監視下に置かれている。
エボラは嘔吐物や下痢や体液と言ったものから感染することになっているので、同乗者がエボラに
感染する可能性は低い。それを踏まえて、それぞれの専門家が感染の懸念はないと報告している。
しかし、CDC(米疾病対策センター)が「二次感染はない」と言った矢先に感染者を出しているので、
一部のアメリカ人は当局を信じていない。
オバマ大統領もCDCの対応に危機感を感じたのか、アンバー・ビンソンが発症した翌日、ホワイトハウスで
閣議を召集し、「感染の拡大を防ぐために、今よりもはるかに精力的に取り組む必要がある」と述べている。
看護師ニーナ・ファム。ダンカンから二次感染してしまった。 |
アメリカ人がエボラ・パニックにとらわれている
中略
アメリカ人がエボラ・パニックにとらわれているのが、外部からも窺える。
オバマ大統領は10月20日も、「科学に基づいて行動すれば、米国で大量感染は起きない」と演説して
パニックを抑えるように努力している。
しかし、それから3日後の10月23日、再びアメリカでエボラを発症した4人目の人物が現れて、
オバマ大統領の沈静化が無駄になった。
今度は、よりによって大都会ニューヨークである。
この人は、クレイグ・スペンサーという33歳の医師だが、直前まで「国境なき医師団」の一員としてギニアに滞在していた。
発症したのは10月23日だが、前日の22日は地下鉄に乗って移動し、ボーリング場で遊んだあと、
タクシーで帰宅していた。現在、容態は「かなり重い」と報道されている。
果たして、人類の未来はどちらなのだろうか
こうした患者が出るたびに「現在の患者からエボラ・ウイルスの感染につながる可能性はゼロに等しい」と
専門家が述べる。恐らくそれは合理的なものだ。
しかし、すでに一部のアメリカ人は「エボラ・パニック」に陥っているので、「やがてアメリカは
エボラ汚染地区となる」というデマの方が信憑性を持って語られやすくなっている。
エイズの時と同じく、今回も「エボラはアメリカ軍が開発した細菌兵器だ」「人類を強制的に
ワクチン接種させるための製薬会社の陰謀だ」「神が人類に送り込んだ黙示録だ」と陰謀論から
終末論までが一斉に吹き出している。
今後、アメリカがさらにエボラ感染者が増えていくと、エボラ・パニックが巨大なものになっていき、
やがて経済活動や社会活動に大きな影響を及ぼすことになっていく。
現在、J&J、グラクソ・スミスクライン、富山化学工業(富士フイルム子会社)がエボラ治療薬の開発や
供給を急いでいるが、こうした治療薬が本格的に供給されていくのが来年初頭あたりからである。
こうした薬が効果を発揮してくれれば、エボラ出血熱は来年には過去の話になっていく。
しかし、仮にエボラが突然変異して治療薬が意味をなさないものとなると、
人類は深刻な危機を迎えることになるのは間違いない。
果たして、人類の未来はどちらなのだろうか。
エボラ出血熱 アメリカ ニューヨークで感染者【最新】
[エボラ出血熱アメリカ]転載
結果が出た医師が、前日に地下鉄に乗っていた事でNYの町は
パンデミックの噂が広がっている。
市民はエボラ出血熱の恐怖にさらられることになってしまった。
◇エボラ出血熱 アメリカ・ニューヨークで感染者 確認
23日、ニューヨークの病院に発熱を訴え救急車で運ばれた
男性がエボラ出血熱の検査を実施したところ、陽性反応が
確認され隔離・治療にあたっていると言う。
この男性は、西アフリカ・ギニアで治療にあたる「国境なき医師団」
のメンバーで医師の一人。
感染が確認された医師の名前は
クレイグ・スペンサー(Craig Spencer)さん(33)で、
米国内でエボラ出血熱の診断を受けた4人目の患者になった。
現在、クレイグ・スペンサーさんは市内のベルビュー病院で
隔離下に置かれていと言います。
グレイグ・スペンサーさんは西アフリカから17日に帰国し
23日に発熱を訴えるまでに、接触した人を確認し管理下に
置く処置をしている。
グレイス・スペンサーさんが自宅で接触した人は、婚約者を
含む友人3人という事だが、発熱を訴える前日の22日に
ボーリングをするために地下鉄を使ってマンハッタンから
東側にあるブルックリン地区のボウリング場まで移動した
事がわかっている。
この報道を受けてニューヨーク市民には感染拡大の恐怖が
広がっているが、市当局の発表では「発症前だったので
感染のリスクは極めて低い」と市民に呼びかけている。
しかし、本当に発症前だったのだろうか?エボラウイルスの
変異はないのだろうか?
もしニューヨークで確認された感染者のエボラウイルスが
変異した物だったとしたらどうなってしまうのか、危険性を
訴える科学者も少なくはない。
その理由は感染拡大している8月に確認した時点で
エボラウイルスは314回もの変異を繰り返したいた
事がわかっている。
現在では感染者数は約1万人まで達し、犠牲者も4900人を
超える勢いで広がっている。
人の体へ侵入するたびに自ら変異を繰り返すウイルスなだけに
どこの時点で脅威の変異が始まるのか見当もつかないところだ。
ニューヨークはエボラ出血熱の感染者へは迅速な対応をしており
エボラウイルスの封じ込めに全力を注いでいるという事です。
以上「エボラ出血熱 アメリカ ニューヨークで感染者【最新】」でした。
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唯物論的な解釈で乗り切ろうとしても、イタチごっこに終始し抜本的な解決には至らないということでしょうかね。
ただ、○○人の影響があるのであれば、徹底的な唯物論的な追求も面白いと思いますねぇ。