イスラム国の日本人殺害予告でも「人命は地球より重い」か?
2015.01.20 Liverty Webより http://the-liberty.com/article.php?item_id=9072
世界を震憾させているイスラム国は20日、人質として拘束している日本人2人の殺害を予告する映像を公開した。
同映像では、日本がアメリカの主導するイスラム国掃討の有志連合に支持していることを批判し、身代金2億ドルを支払わなければ、人質を殺害するという脅迫がなされている。これを受け、菅義偉官房長官は同日午後、事実確認に全力をあげ、関係各国との協力を明らかにしていくとした上で、「テロに屈することなく、国際社会とともにテロとの戦いに貢献していく」と述べた。
中東に関与する日本への当てつけ
今回の事件は、現在中東を歴訪中の安倍晋三首相が、訪問したエジプトでイスラム国対策の一環で約2億ドルの支援を表明したことに対する、イスラム国の当てつけと言える。実際、身代金の要求額とイスラム対策の支援金が同額である。
しかし、日本の支援はインフラ整備や難民支援などの非軍事の分野であって、イスラム国が日本の対策に目くじらを立てるのはお門違い。にもかかわらず、イスラム国が日本を標的にしたのは、中東和平に取り組む日本を警戒したためであろう。
正義をとるか、悪に屈するか
今後、日本はどういう対応をとるのか。世界中の指導者やテロリストなどは、日本が身代金を払うか否かに注目するだろう。
問題の本質は、「正義をとるか」、「悪に屈するか」という価値観の問題だ。1977年に起きたダッカ日航機ハイジャック事件をめぐり、当時の福田赳夫首相が「一人の生命は地球より重い」と述べ、身代金600万ドルを支払い、国際的な批判を浴びた。
この判断は、戦後根強くあった平和思想の影響を受けたもので、「悪に屈した平和」と言える。テロリストに屈することになれば、国民の生命と安全を守ることは到底できず、責任ある大国の態度でもない。
日本が世界の大国なるためには、いかなる結果になろうとも、テロに屈してはならない。戦後の平和思想から脱するか否かの正念場だ。(山本慧)
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17世紀、大英帝国がインドを支配するに至った方法がその例である。
英国から遠く離れたインドを、最初から軍事で支配するのは容易ではない。
当時インドはいくつかの強固な国に別れ、争いもすくなく平和な状態であった。
国王・宰相・軍隊が互いに信頼感があり、うまく機能している国を支配することは英国でも簡単ではない。しかし、軍隊を使わずに最小の労力で支配する方法はある。まず、宰相に少しずつワイロを送り、脅迫できるまで増額していく。軍隊の中で、優秀で反抗心が強くイケメンで出世しそうな若手をワイロやハニートラップで手なずける。
これらの工作は、英国の外交官が行うのではなく、現地人のエージェントを使い、外交官が工作しているとは絶対にわからないようにする。
国王が英国に反抗したときに、宰相に対し、ワイロをバラスと脅迫して英国寄りの政策を実施させる。最後は軍隊に潜ませたエージェントに最新の武器を貸与し、クーデターを引き起こす。
又、隣国同士にも紛争の火種を作り、紛争や戦争を起こして両者に資金や武器を貸し付けて莫大な儲けを得、両国を弱体化する。このとき資金を回収できるよう、途中で終戦して次の紛争の火種を必ず残しておく。この時に英国軍が介入して最新の兵器で徹底的に残虐な殺戮を行い、英国軍には絶対かなわないという印象を刷り込む。
簡単な図式であるが、これが英米の戦争と他国の支配の方法である。
紛争で対立する勢力は、実は裏で同じ者に動かされているということが、世界の歴史の中で多数見られた。米ソの冷戦もこれと同一の構造である。
今の世界情勢も、このような目で見ないと説明できないことが殆どである。
現在の日中・日韓の対立も裏で工作しているものがいると考えたほうが理に適う。
1)イスラム国の目的とは何か。
表向きとは逆にイスラム教のイメージダウンさせ、 欧米の憎悪感をわざと増しているのでは?ズバリ、第三次世界大戦が本当の目的ではないのか。
2)イラクの核兵器を手に入れたらどうするか。
核兵器を手に入れたらイスラエルに撃つか。
3)スポンサーは誰か
ISISから資金的にも軍事的にも潤沢なようにみえるが、スポンサーは誰か。
むしろ、そちらが真の首謀者ではないのか。
4)他のイスラム国や他国、アルカイダなど他勢力との連携はとれているのか。
表向きには連携できなくても、裏ではつながっているところも出てきているのではないか。
などを聞いてほしいです。
Aが、BとCを闘わせて弱ったほうをAが最終的に食べるみたいな。
まぁ、お金を払うと別な要求をしてくると思いますね。
日本人の人質じゃないのに、日本政府にお金を要求してくる可能性もありますね。
それぐらい、やりますよ。