この時期、グッとタイミングな映画・・
http://cinefil.tokyo/_ct/17229507
映画『ソローキンの見た桜』特報
戦時下であり敵国同士という特殊な状況下で惹かれあうゆいとソローキンの姿に加え、暴れる捕虜と銃を持ち集まる衛兵をとらえた緊迫のシーン、強烈な個性を放つ河野が大笑いをする場面などを活写。
また「ロミオとジュリエット」のごとく、引き離されてしまうゆいとソローキンの悲痛な表情が印象的。
ラストには、物語のキーとなる桜が青空をバックにして、美しく咲き誇っているさまを収めている。
「ソローキンの見た桜」は、2019年3月16日から愛媛県で先行公開され、同年3月22日から東京・角川シネマ有楽町ほか全国公開。
http://cinefil.tokyo/_ct/17229507
抜粋
今回の日露合作プロジェクトの監督は、初長編作を自主制作ながらロシア人俳優を 起用しロシアで撮影され話題を呼び、ロサンゼルスシネマフェスティバル・オブ・ ハリウッドにて主演男優賞・監督賞・長編作品賞の三冠を受賞し、国内でも全国で 上映されたSF作品「レミニセンティア」の新鋭・井上雅貴。
井上雅貴監督コメント
ロシアでの撮影は「ソローキンの見た桜」が三作目になります(監督作としては2作目)。ロシアでの映画作りは全員が対等で、どんなスタッフもキャストも意見を出し合います。「ソローキンの見た桜」も、皆対等の現場を目指しました。クリエイティブに立場は必要ありません。全スタッフ、キャストから良質な映画を作るという想いが肌で感じられる現場でした。日露双方の良い考えを取ることでこの奇跡的な映画が生まれ、既存の邦画を越えた作品になりました。本作が、日本とロシアの相互理解の一助になれば幸いです。現在本編編集中ですが、春の公開に向けて楽しみにお待ちく ださい。
【イントロダクション】
松山を舞台に運命的に出会ってしまった日本人看護師とロシア将校の二人を中心に、歴史に翻弄された人々を描いた心揺さぶ る感動のドラマ。主演の日本人看護師役に、『孤狼の血』で鮮烈な印象を残した若手実力派・阿部純子。映画、ドラマ、CM
に出演、 また監督としてもメガホンを取る斎藤工、『沈黙-サイレンス-』でも強烈な存在感を示したイッセー尾形、ロシアからは国内きって の演技派、ロデオン・ガリュチェンコ、アレクサンドル・ドモガロフが参加。伝説のラジオドラマ「〜松山ロシア人捕虜収容所外伝〜 ソローキンの見た桜」が日露合作プロジェクトでついに誕生した。
【ロシア兵捕虜収容所に関して】
日露戦争時代、日本には多くのロシア兵捕虜収容所が存在し、松山市には全国で初めて収容所が設けられた。日本は世界から一流国として認 められるためにハーグ条約の遵守を意識し、ロシア兵に捕虜でありながら外出自由、アルコールの購入可能など、様々な便宜をかけた。この映 画は、史実を元に制作しており、本編にも実際の当時の様子が随所に描かれている。平成31年度版中学校1年生「道徳」の教科書(教育出版株 式会社発行)に「受け継がれる博愛の精神〜ロシア兵墓地の清掃〜」として本編にも登場する松山のロシア兵墓地に関して掲載が決定し、当時を題材にしたドラマとして本作品が取り上げられている。