理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

マスコミで報道されないような
情報と日記です(^▽^)/
世界と日本の危機を伝える・・

日台漁業協定調印――台湾との一層の連携強化を! HRP607

2013年04月16日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

日台漁業協定調印

台湾との一層の連携強化を!HRP607

    

[HRPニュースファイル607]転載


◆日台漁業協定の締結を歓迎する

4月10日、日本と台湾の両政府は、尖閣諸島周辺海域での漁業権を
めぐる取り決め(実質的な「協定」)に調印しました。
(4/11 東京「台湾 尖閣領土問題棚上げ 日本と漁業協定に調印」)

内容としては、日本の排他的経済水域(EEZ)内に、日台による
「共同管理水域」を設け、その水域での台湾漁船の操業を正式に
認めるものとなっています。

日本側が大幅に譲歩しただけに、これまで同海域での台湾漁船の
不法操業に悩まされてきた沖縄の漁民からは早速、反対や不満の声が
上がっています。

沖縄県の仲井真弘多知事は「頭越しとしか言いようがない。

この海域はマグロの好漁場。日本の漁民の漁業機会が減り、漁獲高も
大きく減少する」と不快感を表明しました。
(4/13 日経「沖縄知事、日台漁業協定調印に不快感『頭越しの決定』」)

沖縄側の反応も心情的には理解できますし、沖縄の漁民が実損害を
被るのならば、政府として何らかの補償も必要でしょう。

されど大局的な観点で見る限り、今回の日台漁業協定が我が国の

外交戦略上、極めて重要な一手であったことは間違いありません。

 

◆友好国・台湾と尖閣諸島をめぐる問題

軍事大国化を進める中国との緊張が高まる中、自由と民主主義の
価値観を共有し、戦略的要衝に位置する台湾との関係強化は、我が国
にとって極めて重要な外交課題です。

台湾はもともと親日的な国民性で、東日本大震災の際もわずか人口
2300万人の国ながら、真っ先に200億円もの義捐金を届けてくれたのは、
記憶に新しいところです。

そんな日台関係ですが、最近は尖閣諸島を巡り、
関係が一部ギクシャクしていたのも事実です。

特に昨年9月25日、多数の台湾漁船や抗議船が尖閣領海へ侵入して、
海上デモを敢行。それを海上保安庁の巡視船が放水で阻止しようと
する映像が、「台湾は親日的」というイメージを抱いていた日本国民に、
少なからぬ衝撃を与えました。

そこには、台湾内でのナショナリズムの高揚に加え、若い頃から
尖閣諸島の領有権を主張する「保釣運動」の熱心な活動家でもあった
馬英九総統の政治スタンスが影響していたのも間違いありません。

 

◆周辺国との戦略的関係強化で、対中国包囲網を!


そんな台湾を自国に有利に取り込もうとしていたのが中国です。
中国は台湾に向けて、尖閣領有問題に関する「対日共闘」を
呼び掛け続けてきました。

このまま漁業問題で日台の関係がこじれた場合、最も喜ぶのは中国です。

今回の日台漁業協定は日本が一方的に譲歩したかに見えますが、
台湾のメンツを立て、かつ実利を与えながら、中国と台湾の連携に
くさびを打ち込むという、実は我が国とって極めて戦略的な協定
だったと言えましょう。

ちなみに馬総統は尖閣の領有権を強く主張する一方で、
「領土問題を棚上げし、資源の共同開発」を呼びかける
「東シナ海平和イニシアチブ」を発表するなど、リアリストな面も
併せ持っています。

馬総統は「今回の協定により、台湾の対日関係は新たな段階に入った」
と歓迎の声明を発しましたが、実際、台湾は人口わずか2300万人ながら
正規軍約30万人を擁し、軍事予算は約1兆円で欧米各国から最新兵器を
調達している、侮れない「軍事大国」であります。


幸福実現党は、軍事的拡張を続ける中国に対抗し、「対中包囲網」を
構築する上でも、価値観と利害が一致する周辺諸国との関係強化を
訴え続けて来ました。

今回の日台漁業協定の締結を歓迎すると共に、大局的・戦略的観点から、
今後とも周辺各国との一層の連携強化を訴えて参ります。

(幸福実現党総務会長 加藤文康)

 

----------
☆゜・*:.。. .。.:*・゜
◎本メルマガは自由に転送、転載いただいて結構です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。