中国の南シナ海侵攻とシーレーンの危機
黒川白雲氏、ブログ転載
http://kurokawa-hakuun.hr-party.jp/news/
↑中国が南シナ海に配備予定の空母ヴァリャーグ
完成創造図
ベトナムは中国と国境を接する社会主義国家ですが、
中越戦争後、近年は南シナ海領有権争いなどにより、
対中関係が悪化しています。
そうした中、5月26日、南シナ海でベトナム国営石油会社
の探査船が中国の監視船3隻に調査活動を妨害され、
調査用ケーブルが切断されるなどの被害を受けたため、
ベトナム外務省は在ベトナム中国大使館に抗議しました。
これに対して、中国外務省は28日、
「中国が管轄する海域での正常な海洋取り締まり活動だ」
と強く反論。
これを受けて、29日、ベトナム外務省は
「ベトナムの排他的経済水域(EEZ)および大陸棚での
通常の調査を妨げる行為で、重大な主権侵害だ」と
非難を強めています。日曜の会見は異例で、
ベトナム政府の強い意思が表れています。
中国は、南シナ海や東シナ海を「革新的利益」と
位置づけており、一切の譲歩を示さない強硬姿勢を
貫いています。
日本とベトナムは、東シナ海と南シナ海の違いは
ありますが、中国の海事戦略の強い脅威を受けて
いる点で共通しています。
但し、菅直人の腰抜け外交とは対照的に、ベトナムは
毅然たる精神で中国の侵攻を一切許さない勇気ある
態度を示している点、180度違います。
日本政府としては、ベトナムを支援し、東南アジア
諸国と共に対中国包囲網を形成し、中国の脅威に
対峙していく連携を強めていくべきです。
南シナ海への中国の覇権拡大の抑止は、シーレーン
の重要性からして、日本のエネルギー安全保障、
いや国家の存続にとって死活問題です。
この時期に原発を止めて、エネルギーのシーレーン
依存度を高めようとすることは国家の自殺行為です。
暴走する菅直人を辞めさせるべきです。
南シナ海では、南沙諸島(スプラトリー諸島)について、
東南アジア数カ国が領有権を主張しており、アジアの
軍事的緊張を生み出しています。
米国も海洋の南シナ海の自由な航行を保障し、
中国の覇権主義に対抗するために、これまでの
中東重視の外交政策から、アジアへのコミットメント
を強めています。
昨年はその動きに応じるかのようにベトナムが
カムラン湾への外国籍の船の係留を開放し、米国
の戦闘艦艇も利用できるようになりました。
日本としても中国の海洋進出を封じ込める観点から、
海賊対策などのソフトな安全保障協力のみならず、
米国を中心とした東南アジア諸国との多国間軍事
演習の継続的な実施や参加等でリーダーシップを
発揮すべきです。
本来、中国包囲網は、日本がアジア諸国のリーダ
ーシップを取って主導的に進めていくべき立場に
ありますが、尖閣諸島事件の弱腰外交を見て、
東南アジア諸国も失望感を深めています。
民主党政権が続けば、アジアの平和まで崩壊して
しまいます!
今こそ、明治維新のように、国民が立ち上がり、
寝ぼけた幕府のような民主党政権を倒閣すべきです!
( ・`ω・´)関連記事
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/fe9c9b8e832572412b52964e95a15305
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