中国共産党が孫文の写真をかかげて
式典を開催するというありえない事が
起こったのです。
抜粋
自称:沖縄対策本部長さんhttp://blog.goo.ne.jp/jiritsukokka/e/3edb598e499df98168c8777fcab717aeから
まず、読売新聞の報道を掲載いたします。
胡錦濤総書記、中台統一呼びかけ…
辛亥革命百年
( 読売新聞 2011年10月10日13時18分 )
http://www.acs.yomiuri.co.jp/world/news/20111010-OYT1T00295.htm
【北京=加藤隆則】
中国の胡錦濤・共産党総書記は9日、北京の人民大会堂で
開かれた辛亥革命100周年記念大会で演説し、
清朝を倒した同革命の主導者・孫文が唱えた「中華振興」を
強調、中台を結ぶ「中華民族」を前面に出しながら
統一を呼びかけた。
中国にとって同革命は、国民党を指導した孫文を
「国父」と仰ぐ台湾との重要な接点だ。ただ、台湾側は
対中接近に慎重な構えを崩していない。
胡氏は約20分間の演説で、「中華振興」
「中華民族の偉大な復興」のスローガンを計30回以上
使った。列強の侵略を受け、分割の危機にさらされた
中国を救おうと孫文が訴えた理想だ。
胡氏は、孫文が「統一は全中国国民の願いだ」と
述べたことを引用し、「平和的に統一を実現する
ことは、台湾同胞を含む全中国人の根本的な利益に
最も合致している」と訴えた。
また、「愛国主義は中華民族の精神の核心」と
したうえで、「最も幅広い愛国統一戦線」を
固めるよう求めた。中台については特に
「血のつながっている運命共同体だ」と強調した。
第2次大戦後、国民党と共産党が戦い、国民党が
台湾に逃れた国共内戦については、「対立を終わらせ、
歴史的な傷痕を癒やす」との表現にとどめ、「中華民族」
の伝統文化を発揚しながら、苦楽を共にする同一民族と
しての意識を強めるべきだとの考えを示した。
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読売新聞の記事では概要はわかりますが、何が
問題なのかは全くわかりません。
次に、新華社通信の報道を掲載いたします。
胡錦濤の主張をわかりやすく伝えているので、
中国共産党の主張が明確にわかると思います。
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新華社:中華振興を両岸同胞の共通の努力目標に
胡錦濤主席強調
(新華社網 2011-10-10 09:55:35)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/jp.xinhuanet.com/2011-10/10/c_131182094.htm
中國の胡錦濤國家主席は9日午前、北京の人民大會堂で
開かれた辛亥革命100周年記念大會で演説し、
その中で孫中山(孫文)先生と辛亥革命先駆者の中華振興の
大きな願いは(臺灣海峽)両岸同胞が共に追求するものと
すべきで、手を攜えて両岸関係の平和的発展をはかり、
心を一つに中華民族の偉大な復興を実現することを
両岸同胞の共通の努力目標としなければならないと強調し、
次のように述べた。
「両岸同胞は血のつながった運命共同體であり、大陸と
臺灣(たいわん)は両岸同胞の共通の故郷である。
現代は両岸の中國人が共に繁栄、発展し、中華民族の
偉大な復興をはかる歴史的チャンスを迎えており、両岸
関係の平和的発展が中華民族の偉大な復興の重要な部分
となっている。」
「孫中山(孫文)先生はかつて『統一』は中國の
全國人民の希望である。統一できれば全國人民は幸福を
享受する。統一できなければ害を受ける。」
「平和的方法で統一を実現することは臺灣(たいわん)
同胞を含む全中國人民の根本的利益に最もかなうものである。
両岸関係の平和的発展の主題をしっかりつかみ、
『臺灣獨立』に反対し、『9・2共通認識』を堅持する
共通の政治的基礎を強め、両岸同胞の緊密な交流・協力
を促進し、両岸関係の平和的発展による成果を共有し、
両岸の経済競爭力を高め、中華文化の優れた伝統を発揚し、
苦楽を共にする民族のアイデンティティーを強め、
前進途上におけるさまざまな問題を解決し、両岸の対立を
終わらせ、歴史的な傷をいやし、中華民族の偉大な
復興実現に共に努力しなければならない。」
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中国政府がこの式典を開催した目的は、結局のところ
「何が何でも台湾統一するべきだ!」という野望が
見えてきたと思います。
次に大紀元の報道を掲載いたします。
この北京で行われた「辛亥革命100周年記念式典」
の矛盾と野望について詳しく解説しています。
下記に転載(リンク)いたしましたので是非、ご覧下さい。
中国政府が歴史をねじ曲げてでも大々的な式典を開催
するということは、台湾統一を本気で考えてきている事の証明だといえます。
統一戦線工作による統一の人民解放軍による
武力統一のどちらでやってくるのかわ全くわかりません。
しかし、来年に台湾総統選に向けて、または、
総統選挙の後に中国政府が台湾統一に向けて
動き出す可能性があると感じます。
今後、警戒が必要だと思います。
(仲村覚)
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大紀元:辛亥革命100周年
統一野望を前面に 「民主共和の道遠し」
【大紀元日本10月10日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/10/html/d82537.html
2000年以上続いた中国の君主政治を終わらせ、
アジア初の共和制国家を樹立した辛亥革命(1911年)
から今日で100周年を迎える。中国国内では新たな
「革命」への厳戒態勢が敷かれる中、北京の人民大会堂で
大々的に記念式典が開かれた。
今回の式典で、100年前の辛亥革命を利用して
台湾独立の動きをけん制し、中台統一をはかろうと
する北京当局の姿勢が前面に出された。
■ 「辛亥革命を記念する資格はない」
辛亥革命が唱える「民主共和」と大きく乖離する
共産党政権の強権政治。その政権の中枢である
9人の中央政治局常務委員9人が全員、9日に開かれた
記念式典に出席した。ドイツ政府系メディア、
ドイチェ・ベレは、北京当局が記念行事を開催する動機は
「辛亥革命の核心価値から完全に離れている」と批判した。
「共産党政権にとって辛亥革命の最も重要な意義とは、
中国の民主化革命の推進ではなく、清王朝を終焉させ、
その後の共産党の台頭に道を敷いたことである」と指摘する。
また記事は、辛亥革命は民主革命であるのに対し、
共産党がその後に行った革命は私利私欲のための
政権奪取の革命であると批判。その目的が実現された後も、
一連の政治と人権に及ぶ災難で国民を苦しめた党は、
庶民とは相反する立場に立つと非難した。
そのため、政権の指導部が辛亥革命を「記念」する
一方で、民間での記念行事が禁止されている。
民主活動家らに対しての監視が強められており、各地
の路上警備も増強されている。「まるで叶公好龍
(龍が好きだという叶公が本物の龍を恐れる)だ」。
記事は中国の故事成語を用いて中共の矛盾する姿勢を
揶揄した。党は、口先では辛亥革命を称えながらも、
内心では同様な革命が起こることを極度に恐れている。
さらに、記事は現在の共産中国と辛亥革命後の
中華民国の時期とを比較した。
「文化、環境、人文などにおいて、いずれも明らかに
後退している」と指摘。「現行制度や指導者の操行からいうと、
当局は辛亥革命を記念する資格はない。
それなのに、堂々と大々的に行っていることは
まったくの茶番劇だ」と痛烈に批判した。
ーーーーー続きます
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/10/html/d82537.html
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企業でいえば強者が採る「包み込み、ミート戦略」といったところでしょうか。
台湾の民度がどれくらいかわかりませんが、仮に日本人並としますと、合併してもいいのではと揺さぶられる台湾の方も多いのでは?
中身(民主共和ですか)の違いまで考える方は、中共の意図を当然明らかに見抜くでしょうが。
錦の御旗ですな。薩長に肯定的な方からすると「発明」、薩長藩閥に批判的な民権派や右翼にとっては「天皇の政治利用」。いずれにせよ強い力をもったシンボルだったことは間違いありません。