5つの中国人権サイトに同時攻撃
一時閲覧不能に
2010.1.25 18:35
25日付の香港紙、明報によると、中国の人権問題を
扱う5つのサイトが23日ハッカーの攻撃を受け、
一時閲覧できなくなった。各サイトの運営者は組織的に
仕掛けられた攻撃との見方を示している。
攻撃を受けたのは、人権団体「チャイニーズ・ヒュー
マン・ライツ・ディフェンダーズ」のサイトや「民生観察」
「新世紀新聞網」など中国語で人権問題を取り上げている
サイト。コンピューターに大量のデータを送り、機能停止
に追い込む「DDoS攻撃」が原因とみられている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100125/chn1001251835005-n1.htm
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人権派弁護士・高智晟氏の所在
中国外交部「いるべきところにいる」
【大紀元日本1月25日】昨年2月に警察に連行され、行方不明となっていた中国の人権派弁護士・高智晟氏の所在について、中国外交部の馬朝旭報道官は21日の定例記者会見で、「いるべきところにいる」と外国記者の質問に応じる形で言及した。高氏の行方について、当局が公の場で言及するのは今回が初めて。 馬報道官は記者の質問に対し、「中国の法律に従って、彼はいるべきところにいると言うべきだろう。具体的に彼が何をしているのか、私の把握できる情報ではない。関連部門に聞いてほしい」と答え、具体的な居場所は明かさなかった。 高氏の兄が昨年12月、担当の警官から「(高氏は)道に迷って失踪した」と告げられたことから、同氏を支援する人権団体や家族の間で不安が広がっていた。中国当局によって高氏が殺害された可能性も指摘され、当局に対する国内外からの圧力が高まった。今回の記者会見は、当局がやむを得ず対応したものとみられている。 高弁護士は、社会的弱者層の弁護を無料で引き受け、人権派弁護士として中国全土に広く知られていた。99年以来、中国当局から弾圧を受けている法輪功(ファールンゴン)について、3度にわたり最高指導部に公開嘆願書を送り、弾圧の停止を求めた。06年、中国当局に「国家政権転覆扇動罪」の罪で逮捕され、懲役3年、執行猶予5年の刑を言い渡された。仮釈放後、獄中で自らが受けた虐待の様子を公開し、中国の人権問題に関心を持つよう米政府に請願書を送っている。 その後、高氏とその家族は自宅に軟禁され、厳しい監視下に置かれていた。その期間中、警察から受けた残虐な拷問の様子を暴くことを試みたが、そのたびに無理やり「行方不明」にさせられた。昨年2月、再び当局に連行されて以来、所在不明のままだった。 北京の丁錫奎・弁護士はRFAの取材に応じ、「執行猶予の規定に従うなら、高弁護士はいま家にいるべきだ」と話している。所在不明であるならば、家族は警察に通報し、警察は高氏を捜索する義務があると主張している。 高智晟氏の家族は昨年、中国大陸から米国に脱出し、現在難民として保護されている。未成年の娘は父親の身を案じるあまり、精神科で治療を受けていると伝えられる。 (翻訳編集・金本)
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