誇張ではないでしょう?:「脅威論の誇張」に断固反対=防衛白書で中国国防省
2011、8 月 6日みやもと さとし 氏、ブログ転載
http://miyamoto-satoshi.com/1528.html
【北京時事】中国国防省の耿雁生報道官は4日、日本の
2011年版防衛白書について「中国脅威論をやたらに
誇張したもので、下心を持っている」として、白書の記述
に断固反対する談話を発表した。
時事ドットコム:
「脅威論の誇張」に断固反対=防衛白書で中国国防省
・20年以上連続して、軍事費を前年度比10%以上
(しかもその中に人件費等は含まれていないという)
拡大し続けていること。
・2008年から、沖ノ鳥島近海で海軍の軍事演習を
行っていること。
・西沙・南沙諸島は歴史的にも国際法上も中国の領土
だと言ってはばからない態度。
・1992年の「領海法」によって尖閣諸島を中国の領土と
規定してしまっていること。
・2008年10月には中国海軍4隻の艦隊が宗谷海峡
を抜けて太平洋に出、さらに昨年4月には、宮古海峡を
10隻で堂々と横断したこと。
・尖閣諸島の魚釣島近海((もちろん日本のEEZ)には
中国の海洋調査船や漁船が頻繁に来ており、それら
は海保の警告を無視していること。
・今年6月には東日本大震災に託けて宮城県沖に
まで調査船が来たことは記憶に新しい。
・中国はすでに450発の核弾頭を持ち(内250発は
戦略核)、2020年までにはアメリカの核を抜くとも
推定されている。
などなど、他にもいろいろありますが、これだけを
見ても、中国の脅威を感じない方がおかしいだろう、
と思ってしまいます。
脅威を感じていないのは菅首相ぐらいかもしれませんね。
加えてかの国は、情報公開がなされず、都合の
いいようにプロパガンダします。
尖閣はもとより、沖縄本島さえも中国の中国の
領土だと言い始めておりますが、尖閣同様、中国も
人民もそのように信じ込まされます。
「南沙諸島を最初に発見し、命名したのは中国人だ
中国人は早くも紀元2世紀に、長距離公開と生産活動
の過程で南沙諸島を発見。・・・」(「人民網日本版」
http://j.people.com.cn/94474/7403646.htmlより引用)と
いう論法で来ると、そのうち九州も漢委奴国王の金印や
「魏志倭人伝」かなんかを根拠に領有権を主張するかも
しれませんね。
日本がどういう「下心」を持っているというのでしょうか?
耿雁生報道官は「中国は平和発展の道を進み、善隣友好
の外交方針を堅持して、防御的な国防政策を励行している」
と指摘したとありますが、これで「防御的」とは噴飯ものです。
日本に対して「中日関係の大局を維持することから出発し、
隣国との相互信頼を増進して地位の平和と安定に資する
ことをすべきだ」、
また外務省の馬朝旭報道局長は「中国の国防建設に
対して勝手気ままで無責任な論評をしている」として強い
不満を表明する談話を発表。日本に対し
「歴史をかがみとして、自らの防衛政策を真剣に反省する
ことを希望する」と述べた。
とは「おとなしく臣下の礼をとれ」との恫喝でしょうか。
こうした中国に対して、阿諛するようなことは論外と
して、ただ黙っていることは服従するに等しく、
「相互信頼を増進して地位の平和と安定に資すること」
にはなりません。
真に「友好」を目指すならば、毅然とした態度で、真に
民主的で自由な国、国際ルールを守る国に生まれ
変わるよう、忠告することこそ必要でしょう。
私たちは、大国・隋に対して一歩も引かなかった
聖徳太子の気概にこそ学ぶべきです。
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