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北朝鮮の意外な宗教事情「偽教会のはずが本物の…」

2018年05月27日 12時04分42秒 | 政治・拡散記事・報道・海外

http://news.livedoor.com/article/detail/14774094/

北朝鮮の意外な宗教事情「偽教会のはずが本物の…」 

2018年5月27日 5時7分 朝鮮日報

出版からわずか10日で5万部が売れた太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の『3階書記室の暗号』(キパラン刊)には、北朝鮮の宗教に関する驚くべき証言も登場した。

 1980年代後半、北朝鮮は宗教の自由が存在するかのように宣伝しようとして、平壌に鳳岫教会と長忠聖堂を建てた。信仰が全くない「本物のアカ」で信者席を無理やり埋めた。時がたつにつれ、変化が生じた。説教を聞き、賛美歌を歌う中で、「本物の信者」になっていった。礼拝堂の外で賛美歌を聞いて採譜する音大生、礼拝の時間になると近所をうろうろする人も現れた。

 同書には、1991年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世の訪朝を推進したエピソードも出てくる。社会主義の没落後、外交的孤立から脱皮するためのカードとしてローマ法王の招請を推進した。法王庁が「本物の信者を連れてくるように」と言うと、北朝鮮は大々的に調査を行い、6・25戦争(朝鮮戦争)前に信者だった老女を探し出した。頑強に否定していたこの女性は、最終的に裏口に作っていた礼拝堂を示して「ひとたび心の中にお越しになった神は絶対に離れない」と告白した。老女の話について報告を受けた金正日(キム・ジョンイル)総書記は、法王招請計画を取りやめ、教会・聖堂の建立計画も白紙にした。5月16日、太・元公使と会い、北朝鮮の生々しい宗教事情について聞いた。

?北朝鮮が宗教に対して感じている恐れの核心は何か。

 「北朝鮮は伝統的な共産主義とは異なる特異な国家だ。欧州では、宗教を弾圧はしても抹殺はしなかった。教会の建物もそのまま残した。北朝鮮は戦争の後、教会の建物を全て取り壊して『米国の飛行機が爆撃した』と主張した。その代わりに、首領を神のように宗教化した。憲法には宗教の自由を書いておいて、労働党規約では『ただ金日成・金正日思想あるのみ』と否定した」

?「偽教会を作ったのに本物の信者が生まれた」という証言は衝撃的だ。

 「韓国の牧師さんがいつも尋ねるのが『北朝鮮の信者は本物なのか偽物なのか』だ。一見、偽信者のように思えるが、内面は本物の信者だ。一時、北朝鮮当局の息がかかった『朝鮮キリスト教連盟』の人物が韓国の牧師に『教会をたくさん建ててほしい』と頼んだことがある。ところが本物の信者が生まれていることを知って、中止させた」

?「首領様を神に変えさえすれば、そのままキリスト教になる」と語る脱北者がいる。

 「キリスト教の礼拝と北朝鮮の政治集会は、やり方が似ている。最初は歌を歌い、お言葉を聞く。礼拝では説教を聞くが、北朝鮮では金日成(キム・イルソン)主席、金正日総書記のお言葉を聞く。次がざんげ。北朝鮮の用語では『生活総和』だ」

?北朝鮮当局が最も恐れる宗教は何か。

 「キリスト教(プロテスタント)だ。金日成主席はクリスチャン一家出身で、キリスト教の属性を非常によく理解していた。キリスト教をそのままにしておいたら、権力の世襲を実現できないと分かっていた」

?南北交流が活性化するのに備えて、韓国の宗教界は何を準備すべきか。

 「金正恩(キム・ジョンウン)委員長は『先に観光、後に経済』で行くだろう。開城工業団地のように、外部とは断絶した区域を作るだろう。その際、「韓国人、外国人のための教会」を要求しなければならない。観光客や工業団地労働者は礼拝しなければならず、それでこそ国際的信頼を得られる、という論理を提示すべきだ。小さな建物であっても、十字架が掲げられた姿を見せれば、教徒の心に再び神がよみがえるだろう」

?韓国に来て目にした宗教界はどうだったか。

 「きのうも教会で講演した。韓国のキリスト教は、統一に対する強い情熱がある。脱北者の面倒を見て、韓国に来られるように助けているのも、大部分は牧師だ。韓国式『シンドラー運動』を展開すべきだ。私も喜んで一緒にやりたい」

 

金翰秀(キム・ハンス)記者


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