与国秀行
@yokuni77
【差別から目を背けるべきではない】
私は反ユダヤ主義でも、親パレスチナでもなく、あくまでも中立の立場です。
しかし”愛”という観点から考える時、苦しみ続けているパレスチナ人を「可哀そう」と
想わずにはいられません。
1948年5月14日にイスラエルが建国される直前の4月9日から、すでに
「デイルヤーシーン」という村でパレスチナ人への虐殺が行われ、その後も幾度となく、
無抵抗のパレスチナ難民キャンプに対する爆撃が、少なくとも420回以上も行われ、
そして虐殺のような行為まで行われてきました。
ナチスの「ホロコースト」、つまりユダヤ人迫害から逃れて、イスラエルにやって来た
ユダヤ人が、実はパレスチナ人に対して、密かに同じようなことを行ってきたわけです。
なぜ、この重大な事実を多くの日本人が知らないのか?
それは日本がアメリカとの戦争に敗れた方であり、アメリカが親イスラエルであるために、
日本のマスコミは真実を語ることができないからです。
イスラエルがパレスチナ人に行っていること、それはまさに「民族浄化」とも
呼べるものであります。
中国共産党が支配する「ウイグル」、ユダヤ人が支配する「パレスチナ」、
共に行われていることはイスラム教徒に対する「民族浄化」ですが、果たしてどちらが
地上の地獄なのか、私にも分かりかねるところがあります。
たとえばバールーフ・ゴールドシュテインは1994年2月25日、パレスチナのモスク(宗教施設)で、
乱射事件を起こして、29人のイスラム教徒を殺害、125人に負傷をおわせ、そして自殺しました。
しかし問題なのは、この狂気の銃乱射事件を、多くのユダヤ人が称賛したことです。
高校生にアンケートを行ったところ、半数が称賛したというのです。
下☟で紹介している映画の中で、シオニスト・ユダヤ人は言っています。
「我々はゴールドシュタインを失ったが、まだ我々には多くのゴールドシュタインがいる」
ニューヨークで生まれたゴールドシュテインは、イスラエルに移住し、医師として
イスラエル防衛軍に参加しましたが、しかし彼は、「ユダヤ人以外は、たとえ友軍の
兵士であっても診察しない」、との差別主義者としての診察方針を貫きました。
そのことで軍法会議にかけられた時、ゴールドシュテインは「ゴイム(非ユダヤ人)を
診るのは気が進みません」と答えたそうです。
しかもイスラエルの現政治家であるイタマル・ベン・グビル氏は、ゴールドシュテインの
肖像画を部屋の壁に掲げ、イスラエル政府に忠実でないアラブ系市民の追放を呼びかけてります。
こうした極右政党、そしてその政治家たちが今、イスラエルでは支持を得ています。
なぜなら世界には、「イスラムフォビア」という名のイスラム恐怖症が存在しておりますが、
しかしイスラエルでは「先制攻撃」の思想を学ぶからです。
日本の戦後の教育は「専守防衛」で、とにかく防衛にのみ努めるというものですが、
しかしイスラエルの建国以降の教育は、実は日本とは正反対なのです。
だから今、イスラエルは、かなり右傾化していると言えます。
1948年のイスラエル建国の時、パレスチナ人は70万人が難民となり、こうしている今も
難民は増え続け、約600万人もおり、そしてこの地球上で最も多い難民です。
1948年のイスラエル建国を、イスラム教徒は「ナクバ(大惨事)」と呼んでおります。
明らかに人種、民族、宗教の違いから、イスラエル・パレスチナに「差別」が存在し、
その差別が「ナクバ」となっているわけです。
「イスラエルがパレスチナ人を差別し、無抵抗の難民キャンプに爆撃したり、虐殺を行って、
密かに民族浄化まで行っているなんて信じられない」と思われる方は、
ぜひ、こちらの映画をご覧ください。
☟映画『パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)』
https://video.unext.jp/title/SID0037910
ユダヤ人はイエスを「メシア」とは認めずに、十字架にかけたために、キリスト教徒から
長い迫害を受け、そして自分たちの国を持たないこともあって、ナチスから「民族浄化」を
受けたわけですが、そんなユダヤ人たちが、今度は「パレスチナ」と呼ばれていた土地に、
「ここは、私たちが神に約束された土地」という理由で、「イスラエル」という自分たちの国を
再建国して、そして同じような「民族浄化」をパレスチナ人に行っているわけです。
何か仏教で言うところの「因果の理法」が繰り返されているように、私には思えます。
つまり私は、ユダヤの民全体にある「業(カルマ)」を、感じずにはおられません。
「民族全体で悔い改めない限り、ずっとこうしたことが続いていくのでは?」と、そう感じるわけです。
しかしもしかしたらこの戦争が、世界中の国々を巻き込んで、現文明を滅ぼしてしまうかもしれません。
そして『新約聖書』の「ヨハネの黙示録」には、そういったことが記されているのです。
だから私は言うのです。
日本人のみならず、全人類はイスラエル・パレスチナ問題から逃れることはできなせん。
我々は自分の国に愛国心を持ちつつも、しかし同じ「地球人」としての共通意識を持って、
そしてこの問題から目を反らすべきではなく、平和に向かうべき解決方法を見つけ出すべきなのです。
それが「終末の武士道」と言えるでしょう。
また、「イスラムフォビア」も、実は作り上げられた部分もかなりあるので、引用リツートしている
「911テロ」に関する動画もご覧ください。
【差別から目を背けるべきではない】 私は反ユダヤ主義でも、親パレスチナでもなく、あくまでも中立の立場です。 しかし”愛”という観点から考える時、苦しみ続けているパレスチナ人を「可哀そう」と想わずにはいられません。… https://t.co/ooCLeD5sRi pic.twitter.com/lkEacllnK8
— 与国秀行 (@yokuni77) October 16, 2023