消費税増税の行方1
2012 年 1 月 2 日の 小島 一郎 氏、ブログから、転載
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相変わらず国民の皆さんを心配させたり、諦めさせたり、
呆れさせているのが、日本の国政です。
財政再建と社会保障費を補うために、野田首相は
消費税の増税に不退転の決意で臨んでいます。
2014年に8%、2015年に10%へと段階的に税金を上げる
つもりです。駆け込み需要狙いです。
しかも、景気に悪影響が出れば税率引き上げを
見直す(弾力条項)と言っています。
一見もっともいいようように言ってその気にさせるが、
実は根本的に間違っているというのが野田首相です。
善人のフリをした悪人とも言えるかもしれません。
まず、民主党内の反対議員が言っているように、
増税を公約に掲げる自民党に対して「4年間は増税しません!」
と公約して政権交代したのが民主党政権です。
増税を断行するのであれば、解散して国民に信を
問うのが、民主主義の本来の姿勢です。
国民に信を問わずに増税を進める行為は、合法的な
詐欺行為ではないでしょうか。
次に、野田首相は、段階的に増税しようとしていますが、
「復興増税をしてはいけない!これだけの理由。」の通り、
1997年に消費税を3%→5%に上げただけで、景気は一気に
悪くなりました。
当時の故橋本龍太郎財務大臣は、経済政策(消費税増税)
の失敗を国民に詫びました。
野田首相、そして財務省官僚はこの事実を知っていながら、
増税を断行しようとしています。
さらに、景気弾力性と言って、「増税が景気悪化に
つながれば、税率引き上げを見直す」という弾力条項を
盛り込むとのことですが、具体的な数字はありませんので
絵に描いた餅になるでしょう。
かつて消費税を上げた年は不況で自殺者が1万人も増え、
その後13年間は家計の収入は減り続けています。
「消費税増税は、一度実施してしまうと取り返しがつかなかった」
と言うのが、過去の事実です。
つづく
幸福実現党 小島一郎
http://kojima-ichiro.net/4214.html
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